ディクテって何ですか? その1 | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。

ただいま、シリーズで『penは「虎と小鳥」をこんなふうに学習しています』を書いています。次回のその3では「字幕なし編を見ながらディクテします」を書くのですが、その前に、ディクテに馴染みのない方のためにこの学習方法について書いておきます。

penのフランス語日記 Ameba出張所-ほら、書いて!


ディクテはdictée、英語だとdictationといいますが、ようするに「書き取り」のことです。

フランス語を聞いて、それを文字におこす、それだけです。

ネイティブのフランス語の先生はよくディクテをすすめますが、それはたぶん自分が小学校と中学校でやったからだと思います。日本の学校では、国語の時間に日本文の書き取りはあまりしないですよね?かわりに漢字のドリルをやって、漢字のミニテストが毎日あったりします。

では、なぜフランス語の学校でディクテをやるのか? 調べてはいませんが、それはやはり音声とつづりがかけ離れているからだろうと思います。つづりと発音の関係は英語より規則的なのですが、フランス語はやたらと読まない字が多いですよね?語末の子音もそうですし、動詞の活用でも、たとえばachètent の ent をまるごと読まないという現象が、たくさんの動詞について現れます

また、フランスという国はフランス語という言語を大切に扱っており、ある意味、人為的に、この言語が勝手に変わっていく(音をそのままつづる方向へ行く)のを阻止しているふしがあります。発音を美しく保つために綴りにちょっと手を入れるということもします。リエゾンも、文字が書かれたままを読んではいません。

だから、子どものうちからちゃんと綴れるように学校で鍛えているのでしょう。

そのようにフランス語は音と文字面(もじづら)の乖離が日本語よりも大きいので「書き取り」という練習が有効だと思います。少なくとも学習の初期段階において、ある程度継続してやると効果が感じられるでしょう。


私が思うこの方法の良いところを一つだけあげれば、

・わかっていないところがよくわかる。

難点は

・時間がかかる。


学習方法の一つなので、こればかりやっていても(そんな人はいないでしょうが)まずいですが、やったことのない方は試してみてください。


では、実際のやり方ですが、大きくわけて二つのことを考える必要があります。

1.素材選び。
2.どういうやり方をするか。

次の記事はこの二点について書きます。
すべて一度に書いてもいいのですが、そうするとまた長くなるのでわけました。

ちなみに、私の結論を先に書いておくと、

1.は難しすぎなければなんでもいい。
2.は自分の好きなやり方でいい。

なのですが、こう書くと身も蓋もないので、もう少し詳しく書きます。ディクテについて何か質問などありましたら、コメントらんに書いてくださいね。


ごたくはいいから、早くディクテしたいんですけど・・・という方のために、とても有名なサイトですが、こちらを紹介しておきます。
 
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