聞いている相手に、腹おちした言葉を伝えるには?の続きです。
http://ameblo.jp/miya-myway/page-1.html
いろんな観点がありますが、まず
「言葉を定義づける」
ことが重要です。
なぜなら、人は、同じ言葉を使っても、受け取り方が様々だからです。
おおよその意味は分かるけれど、伝わってくるニュアンスがバラバラなのです。
だからこそ、伝え手は、どんな意図を込めて、その言葉を使うのか?最初に、言葉の定義づけからスタートすることです。
そうしないと、第一ボタンを掛け違えたまま進んでいくことになります。
もし、これがプロジェクトチームなら、いずれそのチームは誤解が生じて空中分解してしまうでしょう。
さて、先日、社内における「標準化の進め方」というテーマのセミナーを受講したのですが、その際、講師は、しっかりと「標準化」の言葉を、明確に定義づけしてからスタートしていました。
「標準化とは、自由に放置すれば、複雑化・無秩序化する事柄を、単純化・秩序化することだ」と。
実は私は、この定義を聞くまで、
「標準化とはマニュアル化することだ。画一化だ!それは創造性がなくなることだ」とネガティプに解釈していました。
しかし、言葉の定義づけをされることで、そういう誤解した状態から、講師のいわんとしている意図と、頭を揃えてスタートできるわけです。
また、私が尊敬する伝達力の師匠は、「志と夢」についてスピーチをする際、こう定義されています。
「私が考える、夢とは、個人に留められた願望だと考えます。
一方、志とは、社会や他者への貢献という『利他的な要素』を含みます」と。
たぶん多くの人は「志も夢も同じ程度だ」ぐらいに捉えていると思います。
(またはまったく考えてみたこともないとか・・・)
そんな人に対して、最初に定義づけからスタートすることで、
その先に話される内容が、すっきり区別して理解できますよね?
聴き手に腹おちさせるメッセージをするためには、最初にしっかり言葉を定義づけることが大事です。