【7月の旬野菜】ショウガのお話
7月の旬野菜:「ショウガ」
夏を代表する旬野菜「ショウガ」のお話です。
ショウガは、世界中の料理に使用されている香辛料の1つ。
一方で様々な効能を持ち、民間薬としても重宝されてきました。
一般によく知られる効能としては、血行促進の作用です。
辛味成分の「ジンゲロール」が、身体を温め冷え症の改善に
効果があるとされています。
風邪のひき始めにショウガ湯を飲むとよいと言われますが、
これは「ジンゲオール」の発汗作用で解熱効果が期待できるためです。
~「ショウガ」の選び方・栄養・料理のコツ~
★美味しいショウガの選び方
■新ショウガは白い部分と赤い部分がくっきりしていて皮に茶色い傷もなく、
みずみずしくはっているものが良いです。
■根ショウガは独特の飴色で光沢があり肉厚でどっしりしているもの、
触ってぶよぶよせずに皮も張っているものが良いです。
★ショウガの保存方法
■ショウガは水分があると傷みやすいので、風通しの良い場所で
乾かしてからラップなどに包んで冷蔵庫に保存しましょう。
■冷凍保存するときは、すりおろしてラップなどに薄くのばしてから
しっかり包んで冷凍しましょう。
★ショウガの栄養
■消化液の分泌を助けて食欲を増進させます。
魚などの生物に強力な菌作用があります。
■ショウガは身体を温める効果があると言われていますが、それは末梢部分だけ。
実は内臓を冷やす作用もあるのですが、薄く切って陰干しして使うと
内臓を冷やす成分が揮発すると言われています。
ただし苦味が強くなるので注意をしましょう。
★ショウガ料理のコツ
■煮魚の臭み取りに薄切りやせん切りにして一緒に煮たり、
生物はおろして殺菌効果を生かします。
■ショウガはタンパク質分解酵素である「プロテアーゼ」を含んでいるので、
お肉を柔らかくしてくれます。
豚肉の生姜焼きのように、お肉の漬けだれにショウガを入れると、
消化を促してくれます。
■新ショウガが手に入った時は、薄切りにして、さっと塩茹でして
甘酢に漬けると保存もきき、美味しくいただけます。
■ショウガのはちみつ漬などの加工品も多いので、紅茶やケーキ、クッキーに
入れて使うと便利です。
ショウガのお話はいかがでしたか?
ショウガは魚料理にもお肉料理にも欠かせない香辛料の1つ。
血行促進など、女性に嬉しい効能も持っているので、
毎日の料理に上手に取り入れたいですね。
今回もお魚やお肉料理はもちろん、スイーツのレシピもご紹介しますので
ぜひチャレンジしてくださいね。
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「ショウガのお話」のその他の記事はこちらからもご覧いただけます。
- 第1回目:ショウガのお話
- 第2回目:旬野菜レシピ~体の中から健康レシピ♪ショウガの炊き込みご飯
- 第3回目:旬野菜レシピ ~夏バテ知らずのあっさりレシピ♪しゃぶしゃぶ肉と夏野菜のジンジャーソース
- 第4回目:旬野菜レシピ ~超簡単なおつまみ料理☆エビのショウガ煮
- 第5回目:旬野菜レシピ ~夏休みのおやつにぴったり♪ショウガはちみつのカステラ風
- ショウガの豆知識が集まりました!
愛知の野菜ソムリエ講師・料理研究家
田中 稔さんのご紹介!
田中先生はフードコーディネイターとして飲食店のメニュー開発や多数のTV番組・雑誌等で活躍されています。また、オリーブオイルの講習や食育の推進、
野菜ソムリエ講師など多彩な分野でも活躍中。
最近は、自らも畑を作り「地域の野菜復興」に精力的に取り組まれています。
「野菜のことをもっとしりたくて」と始められた田中先生の菜園では
季節野菜や愛知の伝統野菜など栽培されていらっしゃいます。
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