ぶたぶたの食卓 // 矢崎在美 | みゅうず・すたいる/ とにかく本が好き!
ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)/矢崎 存美
¥500
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 「ぶたぶたの食卓」


 矢崎在美、著。 2005年。



 先日の「ぶたぶた日記」に味をしめて続編を

読みました。

面白かったけど、「ぶたぶた日記」には及ばない

ですねえ。


 なかなか、難しいものです。

「日記」の方は、カルチャー教室の仲間たち一人

一人が主役の短編集で、連作による長編という

趣の作品でした。


 短編の積み重ねが、結果として良い味を出して

おり、ハート・ウォーミングな長編作品を生み出し

ていたのですが、「食卓」の方はいささか軽い。


 キャラクター小説の感が強いですね。

ちょっと心温まる軽い読み物という感じがします。

う~ん、残念・・・。


 今回、山崎ぶたぶた氏は、趣味の料理教室

で料理を教えています。

どうやら、会社をリストラされたようです。


 少し哀愁が漂います。

でも、やはりぶたぶた氏は、結局皆の相談に乗り

人の心を温めています。


 料理は、チャーハン・あさり料理数種・キャラメル・

ソースのガレット・かき氷とバラエティ溢れ過ぎです。

ガレットが美味しそうでした♪


 「日記」に比べると、いささか焦点がぼやけており、

その点が残念でした。

二匹目のどじょうは小さかったです。