- ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)/矢崎 存美
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「ぶたぶたの食卓」
矢崎在美、著。 2005年。
先日の「ぶたぶた日記」に味をしめて続編を
読みました。
面白かったけど、「ぶたぶた日記」には及ばない
ですねえ。
なかなか、難しいものです。
「日記」の方は、カルチャー教室の仲間たち一人
一人が主役の短編集で、連作による長編という
趣の作品でした。
短編の積み重ねが、結果として良い味を出して
おり、ハート・ウォーミングな長編作品を生み出し
ていたのですが、「食卓」の方はいささか軽い。
キャラクター小説の感が強いですね。
ちょっと心温まる軽い読み物という感じがします。
う~ん、残念・・・。
今回、山崎ぶたぶた氏は、趣味の料理教室
で料理を教えています。
どうやら、会社をリストラされたようです。
少し哀愁が漂います。
でも、やはりぶたぶた氏は、結局皆の相談に乗り
人の心を温めています。
料理は、チャーハン・あさり料理数種・キャラメル・
ソースのガレット・かき氷とバラエティ溢れ過ぎです。
ガレットが美味しそうでした♪
「日記」に比べると、いささか焦点がぼやけており、
その点が残念でした。
二匹目のどじょうは小さかったです。