テロとグローバリズム | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「バリの同時多発テロは、グローバリズムの終焉を象徴する事件なのでは無いでしょうか?お金の意味からテロとグローバリズムを考察します」

安倍総理は厳しい国際社会の現実を直視しているのか?と疑問の方は発信力強化の為に以下のリンクをクリックにてご支援宜しくお願い致します。


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『お金とは何か?』

お金とは結局なにか?と端的に言えば「借用書」です。「移動可能な借用書」あるいは「借用書を移動させる為の仕組み」です。その証拠に借金を返すとお金は消滅します。理論的には、世界中にある借金を全部返済すると、お金は全部消えてしまうのです。「金は天下の回り物」とは良く云ったものです。

『カネを廻す意味』

日本円は日本国内で使われるお金ですが、これは借用書であるお金を、コントロール出来る範囲を示しています。つまり、日本円という借用書を増やすスピードを早くして、我々日本国民のカネ回りを良くしたり、あるいは、安倍総理が行った様に消費税を増税して国民を貧乏にしたりなど、政策の範囲を示しています。

『国家=通貨』

だから消費税を10%に増税したら日本人は酷い目に合いますが、ドルを使う米国人や、ユーロを使うドイツ人は無関係です。例えば、アルゼンチンは一時期、自国通貨をドルとペッグ(ドルと同じ価値を持つと仮定)しましたが、急激なインフレで経済破綻しました。つまり通貨政策と政府は本来同意語なのです。

『ユーロという壮大な社会実験』

しかしユーロというドルに対抗して誕生した共通通貨は、国家主権と切り離されて運用されていますが、リーマンショック後は、多くの矛盾が噴出しています。これは各国の利害が大きく相反する経済危機に際して、総ての国を満足させる政策が出来ないからです。ドイツ人はいても欧州人はいませんでした。

『欧州の建前と本音』

日本の様に綺麗に民族と国家と文明が一致している例は世界に希有です。ドイツ民族は、スイス、オーストリア、ドイツ国民であり、同時に欧州キリスト教文明の一員です。ユーロとは、欧州国、欧州民族を創ろうとの壮大な社会実験の一環であったとも評せられます。恐らくその先には地球連邦政府があるのでしょう。

『地球(グローバル)連邦の現実性?』

しかし、現実には地球(グローバル)連邦政府が出来る前に欧州連邦(EU)すら崩壊するかも知れません。11月13日のパリ同時多発テロはイスラムと西欧社会の多文化共生というグローバルな夢を破壊した事件でした。フランスという欧州で最もイスラムに寛容な社会において同時多発テロが起きた事が総てです。

『社会とは信用がすべて』

お金とは借用書なのですが、考えてみれば借金は信用が無ければ出来ません。つまり借用書が流通する通貨制度とは、社会の信用そのものです。他人を信用出来るから初めて社会が成立します。その点、無差別テロとは、社会の信用そのものを否定している訳です。イスラム教徒は欧州を信用出来ないとの意思表明でした。

『国家共同体の重要性』

国や民族や社会を溶かそうというグローバリズムという壮大な社会実験は、結局、暴力的な破壊行為でしかありませんでした。結果的に起きたのは、混乱(難民)と暴力(テロ)だけです。今、人類は、グローバリズムの敗北を認めて、互いに異なる共同体の存在を認め合う、国家の重要性を改めて認識すべきでしょう。

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「夢で逢えたら 薬師丸ひろ子 作詞・作曲 /大滝詠一」


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