石原首相!待望論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

小説『スーパールーピー宰相ファンタジスタ石原伸晃』


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『国土強靭化省・初代大臣就任パーティにて』

今は平成35年6月である。今年4月に誕生した超巨大官庁「国土強靭化省」の藤井聡初代大臣の就任記念パーティに私は来ている。官房副長官として官僚機構のトップに位置する中野剛志氏の挨拶が終わり、いよいよアノ人物が姿を現した。我らがファンタジスタ!スーパールーピー石原伸晃首相の登場だ。

2012年、自民党総裁選挙の奇跡』

この会場にいる誰もが石原政権が十年も続くとは思っていなかっただろう。高成長が続くこの十年は日本に取って奇跡に近い黄金時代だった。平成24年の自民党総裁選挙の時の石原候補のアノ暴言は今でも語り草である。何と石原伸晃氏はチャイナに対し「尖閣を狙うなら日本は核武装する!」と宣言したのだ。

『世界中が大騒ぎになった核武装発言』

石原氏の挨拶はゴニョゴニョ何を言っているか聞き取れなったが、手を大きく上げて皆に会釈をすると会場を後にした。中野剛志氏は、私に近づいて笑いながらつぶやく「アノ馬鹿にまた変な事を言われても困るかなら」と、実は国家最高機密なのだが、石原首相は深刻な病魔と闘いながらも職務を遂行しているのだ。

『逆虚言症という難病』

ケネディがセックス依存症だったのは有名だが、石原総理も
1億人に1人という難病「逆虚言症」を抱えている。症状は極度に緊張したり興奮すると自分の頭の中で考えている事と、全く逆の話をしてしまうのである。実を言うとこの怪我の功名によって日本の大復活は支えられて来た。アノ暴言の原因もコレなのだ。


『思った事と逆の発言をする奇病』

本当は「中国は日本に攻めて来るハズが無い」と全く能天気な発言をしようと思っていたが、極度の緊張で真逆の「核武装」発言が出てしまったのだ。早速
NYタイムズは社説で石原発言を非難し、オバマ大統領も遺憾の意を表明する。しかし日本国内のタカ派は色めき立ち、石原伸晃ブームが突如として沸き起こった。

『石原慎太郎が火に油を注ぐ』

この暴言を石原氏も直ぐに撤回しようとしたのだが、父親の慎太郎氏が火に油を注ぐ「流石、俺の息子だ!尖閣募金のカネを核開発費として寄付する」と第一報を聞くなり言い出し、続けて「実は核兵器や弾道ミサイルの図面はもう○○重工で出来ているゾ」と聞きかじりの噂を適当に吹聴して騒ぎを大きくした。

『ナゼか中国の反日暴動も収束』

核武装宣言に中国共産党も過剰反応した。駐日大使を召還し、ナゼか民主党に対して石原伸晃氏の辞職を求めたのである。しかし騒ぎが大きくなると事態は思わぬ方向に展開する。それまで尖閣の回りを彷徨いていたチャイナの公船が突如姿を消し、更にチャイナ全土で発生していた反日暴動がピタッと止んだのだ。

『安倍晋三と石破茂の失言』

窮地に立つと思われた石原氏だが総裁選挙の他候補が相次いで自滅する。安倍晋三氏は「国の為に命を捨てる訳にはいかない」と本音をポロッと
TVで漏らし、石破茂氏は「何で私が戦場に行かなければならないのですか?」とインタビューで逆ギレした。この失言で両候補の支持が激減し石原氏が総裁選に勝利した。

『総理大臣という激務に耐えて』

日本の首相は小渕、大平と現職の総理が二人も亡くなった事でも分かるように激務である。平成24年末に僅差で総選挙に勝利した石原首相も想像以上のストレスに苛まれ「逆虚言症」の病状が悪化してしまう。参加しようと思っていた
TPPは、交渉参加を拒絶し、増税したかった消費税は何と廃止してしまったのである。

『消費税廃止と
TPP不参加で日本大復活』

しかし官邸では、事前の打合せと全く違う発言を繰り返す石原総理の言動を不審がるスタッフが大勢いた。特許庁に飛ばされるハズだったのにナゼか官邸勤務となった中野剛志氏もその一人だ。実は中野氏の
TPP亡国論を読んだ石原総理が激怒して左遷するつもりが病気の影響で首相補佐官に栄転となったのだ。

『福島の奇跡と復興を華麗にアシスト!』

石原総理の暴言の最たるものが福島県の警戒区域の解除だ。本当は「あと百年は人が住めない」と思っていたが「直ちに全員ご自宅にお戻り下さい」と言ってしまったのだ。低レベル放射線の人体への影響は専門家でも議論が分かれていたが、全く想定外の結果が出る。何と末期ガンが治る住民が続出したのだ!

『フクシマが世界的な超高級リゾートに』

ガン以外にも、リュウマチや糖尿病に加え様々な難病が次々治癒してしまった。不妊治療をしていた夫婦が子宝を授かるケースも出る始末である。噂は世界中に広まり、バフェット、ソロス、マードックなどの高齢の富豪が福島に豪邸を構え今も健在である。今やフクシマは世界中のセレブが集まる超高級リゾートだ。

『総理の頭の中は空っぽだった!』

しかし、この総理の言動に疑問を感じた中野補佐官は、当時内閣参与だった藤井氏と協力し、官邸に精密測定器を密かに持ち込み、地下の診察室で徹底的な調査分析を敢行した。その結果は正に驚くべきモノだった。何と総理の脳内の言語を司る部分が全く欠損していたのである。これが逆虚言症の正体だった。

『首相補佐官の腹話術人形として』

それでも日常生活では脳内の別の部分が機能を補い普通に暮らせるが、極度のストレスに晒されると障害が起きる事が明らかになった。石原総理にはこの真実を伝え官邸の極限られたスタッフがこの事実を把握する体制が作られた。以降、中野補佐官は常に総理の側にいて後ろから囁く政治スタイルが確立したのだ。

『石原慎太郎・都知事の現在』

父親の慎太郎氏は息子の宰相振りに気を良くして、大成功に終った東京五輪後の90歳代の今も都知事を続けている。百歳まで知事を勤めると気勢を上げるが都庁に行くのは月に一日有るか無いかで、猪瀬副知事に全部丸投げしている。噂では、一日の殆どを首相官邸の総理の椅子に座って居眠りしているそうだ。

『最近のスーパールーピーの困った問題』

藤井大臣のパーティも終わりに近づき私は中野氏と雑談していた。最近の中野氏の悩みは、総理が「機能的財政論」を十年かけて漸く理解したそうで、興奮すると「緊縮財政しろ」とか「プライマリーバランスを黒字化しろ」とか頭で考えている事と逆の話をする事らしい。全く世の中、人の悩みは尽きないモノである。


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