敗戦国体制・脱却論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『憲法改正の放棄こそ、戦後レジーム脱却の近道』

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『1.戦後レジームから脱却する方法』

『戦後レジームからの脱却』

今の日本のいわゆる保守派と呼ばれる方々にとって、戦後レジームからの脱却は悲願です。大東亜戦争に敗北し連合国に占領され未だに米軍が駐留するような状況を何とか脱したいと願う方は多いのではないでしょうか?様々な問題を突き詰めると日本国憲法に行き着くのは多くの方が同意するでしょう。

『憲法改正の為の憲法改正』

安倍総理は、徐々にですが憲法改正に向かって進んでいるのは事実でしょう。しかしコレが困った流れになっています。自主憲法の制定はおろか、9条の改正も難しいので、96条改正にプラス財政均衡主義などを条文に加えようとの動きです。もはや憲法改正の為の憲法改正という感じになっています。

『憲法改正で総てが解決するのか?』

ところが安倍総理の政策を見ると、日米軍事一体化、移民受入れ、
TPP推進など、過度なグローバリズムを推進しており国の解体を進めています。これは正に日本国憲法の精神そのものです。また憲法改正を行えば、戦後レジームから脱却するとの発想は、憲法9条によって平和が守られるとの護憲派と同じです。

『2.緊縮財政が敗戦国体制を強化する』

『総ての原因は緊縮財政』

しかし安倍総理の政策を細かく見ると、そこから垣間見れるのは『緊縮財政』というキーワードです。日米防衛一体化は国防費の抑制、移民の受入れは人件費の抑制、過度な外需依存と外国人優遇政策の背景は公共投資の抑制、規制緩和は政府の役割縮小と小さな政府の実現と、何れも緊縮財政に繋がる政策ばかりです。

『消費税増税という最悪の緊縮財政』

特に酷いのが、消費税増税という緊縮財政で、庶民からカネを巻上げて、戻し減税や法人税減税によって輸出企業に再分配しようとしています。安倍政権がこのまま続けば、安倍さんは消費税を倍に増税した首相となります。消費税は内需を減らし、格差を拡大し、グローバリズムを推進する『緊縮財政』の亡国政策です。

『憲法改正が戦後レジームを強化』

ここから見えるのは安倍総理の憲法改正という方向性が、逆に日本国憲法が唱えるグローバリズム+反日+反国家体制を強化するというパラドックスが明らかです。特に『緊縮財政』という政策は、増税により国を弱体化し、政府支出の削減で国家の役割を放棄するのですから、日本国憲法の精神に最も合致した政策です。

『3.全くいい加減に運用された日本国憲法』

『ふしだらな日本国憲法』

日本国憲法の特徴は、外国に占領され主権の無い時に、主権在民が謳われ、表現の自由や、通信の自由が憲法で保証される中で、堂々と
GHQによる検閲や盗聴が行われ、私学への助成金が憲法で禁止されつつ補助金がバラまかれ、極めつけは戦争放棄を謳いながら自衛隊という事実上の軍隊が存在する、ふしだらさです。

『裸の王様、日本国憲法』

日本国憲法など都合良く有難がったり、無視したり、極端に崇拝したり、こんないい加減な存在は無いでしょう。正に日本国憲法は「裸の王様」です。しかし条文を読むと、心の底から日本や国家なるものを憎んでいるのが良く解りますので、この猛毒が含まれた厄介な存在と上手く付き合う方法を模索すべきでしょう。

『日本国憲法を出来るだけ無視する』

安倍総理が典型的だと思うのですが、憲法に拘れば拘る程、憲法に縛られるで、先ずは、日本国憲法を無視して考えずに行動してみたらどうでしょうか?だから憲法改正も忘れてしまうのです。保守派も憲法改正を政治目標から外して憲法以外の事を考えるようにします。憲法なんて存在しないと同じと決めるのです。

『4.日本国憲法改正は亡国への道』

『自主憲法制定と憲法改正は全く違う』

と申しますか、本ブログで繰り返し主張しているように、憲法改正は、占領中に強要されて制定された日本国憲法に正統性を与える行為ですから、絶対に避けるべきです。自主憲法制定は、憲法9条を保守している護憲派からすれば、改正より更に高いハードルになりますので、非常に困難となります。

『高いハードル設定=憲法改正放棄』

つまり保守あるいは国を想う良識派の間で、日本憲法はインチキなモノで、コレの改正は絶対に許されないとの共通認識が出来れば、憲法の改正はしない、地道に自主憲法制定の研究を行うという流れになるでしょう。本ブログでもご批判は頂戴しておりますが憲法9条を取込んだ「十七条憲法」の制定を提案しています。

『憲法改正を諦める』

そうなると、憲法改正と云う片思いの恋人を、忘れられれば、あるいは想いを断ち切れれば、国を想う良識派の皆さんは、失恋から立ち直る様に前に歩いて行けるのでは無いでしょうか?今の保守に求められるのは、「憲法改正を諦める」という事です。これは現在の敗戦国体制を諦めるという意味ではありません。

『5.積極財政で富国強兵を目指せ』

『安倍総理の発するフェロモン』

安倍総理が本当に憲法改正をするかは謎ですが、憲法改正を匂わすだけで、自称保守派はそのフェロモンにメロメロになって、安倍政権のトンでもない売国政策の数々に目を瞑っています。しかし憲法改正が叶わぬ恋である事を自覚すれば、将来の自主憲法制定に向けて日々改善しながら歩いて行けるでしょう。

『積極財政という戦後レジームからの脱却』

戦後体制から脱却する一番の近道は、一億総中流と呼ばれた内需中心の国民経済の再構築と、自主防衛の強化、これに尽きます。つまり『積極財政』です。格差を解消しなければ富国は実現しません。具体的な強兵の方法も考えるべきでしょう。当たり前の富国強兵の実現に向けて『積極財政』は必要不可欠です。

『実践主義的が日本を取り戻す近道』

保守が憲法改正を諦めれば、外にするべき具体的な対応策が見えて来ると思います。安倍総理のように愛国者を装うネオリベ・グローバリスト(新自由主義者)に騙される危険性も減るでしょう。積極財政による経世済民は、整合性の取れた政策であり、このような実践主義こそが日本を本当に取り戻す近道です。

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「ガル・コスタ+ジョルジ・ベン(客席に若き日のジーコ!?在り)」

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