18歳選挙権・否定論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『革命を起こす近道とは、社会を混乱させる事である』

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『驚くべきニュースが飛び込んできました』

報道によると本国会で18歳選挙権を認める法改正が提出され、何と本国会で成立見込みだというのです。選挙権の年齢変更は、憲法改正に匹敵する大きな制度改革だと考えていたので驚愕しました。私は、この18歳選挙権に断固反対を表明します。

『国民投票に仕掛けられた時限爆弾』

今回の法改正は、自民、民主、公明、維新、の与野党が法案を提出、共産、社民も関連法案を提出する構えで成立はほぼ確実な状勢です。今回の法改正の根拠は、改正された国民投票法が4年後に18歳以上に投票権を与えている事に関して、整合性を取ると為の措置です。今回も震源地は安倍晋三氏です。

『兵士として死ぬ義務と交換の権利』

選挙権は、民主主義の根幹に関わる事柄です。例えば、普通選挙が導入されたのは、近代国家において国民が、徴兵制によって命を賭けて共同体を守る見返りとして選挙権が与えられた経緯を見れば明らかです。かつて成年男子に選挙権が限られたのも、兵士として死ぬ義務と交換の権利だったからです。

『そもそも民主主義とは何か?』

江戸時代の日本が民主主義国家で無かったのも当然で、共同体を守るために死ぬ義務を追うのは武士だけでしたので、当然、国政もその武士達が担うという事でツジツマが合っていました。これは古代ギリシャや古代ローマの民主制も同じで、戦士である市民に対して選挙権が与えられていました。

『民主主義を舐め切った暴挙』

女性の参政権は徴兵制に関係なく導入され、徴兵制も多くの国で廃止された今では、義務と権利の関係から参政権が語られる事は少なくなりましたが、成人した国民が、祖国に対する義務の対価として選挙権を与えられるという建前は、今でも維持されているのです。その点18歳選挙権は民主主義を舐め切っています。

『未成年に選挙権の愚』

現在18歳というのは、酒タバコも禁じられ、年金など社会保障の負担も無く、少年法に守られて刑罰も軽くされ、二重国籍も許され、結婚も親の許可が必要です。正に未成年という言葉の通り、法律上は、保護者に保護される立場にある人々に選挙権を与えるというのは、根本的に間違っていると考えます。

『成人を18歳にするという構造改革』

未成年の高校生に選挙権が与えられるのですから、学校で教師に共産党に入れろと言われれば、ハイそうします。となるでしょうし、家に帰って、親に自民党に入れろと言われれば、分かりました。となるハズです。つまり今回の18歳投票権は、成人を18歳にしますよ、という大きな制度変更なのです。

『18歳成人の問題点』

このような大問題を、詭弁を呈して「しれっ」と行うのが安倍政権です。大人になるという事は基本的な教育を終了した事を意味しますが、現在の学制では18歳は高校三年生となります。高校無償化でも分かるように事実上高校は義務教育化されており、その途中での成人は全くおかしな話です。

『ああ、高校三年生』

例えば、戦前のように5年制の中等学校を復活させて、義務教育を18歳迄に終了させるとかであれば、18歳成人は納得が行きます。18歳成人で、高校3年生が酒は飲むわ、タバコは吸うわ、結婚はするわ、凶作犯罪を冒して死刑になるわ、で良いのでしょうか?私は大いに疑問です。

『18歳成人への制度変更の微妙さ』

つまり選挙権が与えられることは、成人であることの証なのです。大人は酒もタバコも自由です。仮に18歳成人に移行するときの事を考えてみて下さい。法律が通って施行する迄の間、酒やタバコを未成年の19歳が嗜んでいたらどうするのでしょうか?今は、大人が同席して未成年が飲酒したら大問題になりますよ。

『つまり社会制度への信用を揺るがす行為』

実は世の中で決まっている事などに、本質的な理由はありません。何歳まで酒タバコを禁止しているなど国によって様々ですし、根拠など無いのです。根拠が無いけどルールを守っているのが伝統であり社会というモノです。それを制度変更するという事は、実は社会に対する信任が、大いに失われる行為なのです。

『これは一種の革命である』

中東のイスラム過激派のテロが顕著な例だと思いますが、革命を起こすというのは、体制をひっくり返さなくとも良いのです。社会を不安定化させればそれだけで十分なのです。その時点で革命は始まっているのです。外国人参政権、夫婦別姓などなど、旧来のシステムを破壊すればそれでOKです。

『日本に保守政党が無い証』

18歳の選挙権は、実は大変大きな社会制度の変更であり、それを理由に国民投票を行っても良いくらいでしようし、最低限、総選挙の争点にするべきテーマです。まあ、自民党から共産党まで賛成らしいので争点になりませんが・・・そう考えると今の日本には保守政党が無い証拠かも知れません。

『安倍政権・改革病の発露』

今回の問題のスタートラインは安倍政権の国民投票法の改正です。単なる人気取りの政策として18歳選挙権が出て来たのかも知れませんが、安倍政権の本質を示す出来事だと思います。大阪都構想が良い例ですが、何でも改革すれば良い、制度変更すれば良いという思想の現れです。正に改革病です。

『安倍政権は極左革命政権である』

仮に今回の18選挙権が通れば、最終的に18歳成人に向けた制度変更がスタートし社会に様々な混乱を引き起こすでしょう。そのような混乱こそが、ネオリベ・グローバリストのシンゾウ・アベが目指す改革の正体なのです。これは正に革命思想であり、彼が反日サヨク思想に基づいて行動している動かぬ証拠なのです。


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「尾崎豊/十七歳の地図」

言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。





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