積極的平和外交 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『イスラム国日本人拘束事件と安倍丸腰外交の限界』


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『勇猛果敢で知られた武士道の国』


今ではテロと言えばイスラムですが、かつては日本こそテロル(恐怖)でした。幕末には大名行列を横切ったという理由で、英国人が問答無用で斬り殺され、一地方自治体に過ぎない薩摩や長州は西洋列強の艦船に大砲をブチ込みました。ナイフを持った砂漠の盗賊を倒すなど、日本刀を持ったサムライには簡単です。

『いつから町人国家になったのか?』

20世紀になってからも我が国はロシアに完勝し、得意のピンポイント攻撃で米英の艦隊を殲滅し、敗色濃厚になっても必死のカミカゼ・アタックで敵を恐怖に陥れました。しかし時は流れ、誇り高き日本国は、今や世界中のお代官様にカネをタカられる町人国家に落ちぶれてしまったようです。

『悪いのは
ISISのテロリスト』

先ず、最初に確認したいのですが、二人の日本人を拘束し2億ドルもの身代金を要求した今回の事件で一番悪いヤツは、犯人と思しきパキスタン系移民の英国人テロリストとイスラム国(
ISIS)です。何の罪も無い日本人と日本国を脅迫するテロは断じて許されません。また身代金も絶対に払ってはダメです。

『苦言を呈すべきお粗末外交』

しかし今回の事件は、日頃熱心にアベ政権にエールを送り続ける私ですら、やはり日本政府に苦言を呈せざるを得ないお粗末外交です。というのも、今回脅迫の対象になった湯川さんは昨年の8月に、ジャーナリストの後藤さんは、昨年10月に湯川さんの救出目的で、それぞれ
ISISに拘束されていたからです。

『十二分に予想された事態』

後藤さんについては、身代金の脅迫が既に届いており、家族が外務省に相談していたそうですし、昨年には米国人のジャーナリストが巨額の身代金を請求され公開処刑された事件も起きています。つまりテロリストが日本への脅迫材料として二人を政治利用する事は、十二分に事前に予想された事なのです。

NSCISISに何してた?』

アベ政権の肝いりで作られた国家安全保障会議、日本版
NSCなど一体何の仕事をしていたのか?と詰問したいくらいです。本来であれば政府はあらゆる可能性を検討し関係各国と情報交換など進めていて当然なのに、今回の安倍総理の中東歴訪には緊張感が全く感じられません。アベ政権は弛緩しまくっています。

『アベ政権は緩み切っている』

今の時期に中東を訪問する必然性も全くありません。解散総選挙で政治日程が詰まっていると称して夏くらいに延ばしてもテロリストに妥協した事にはなりません。仮にどうしても訪問したければ、
ISIS対策に細心の注意を払った上で行動すべきですが、日本政府がそのような対策を講じた形跡は見られません。

『要するに外遊したいだけ』

安倍総理は世界中を歴訪し地球儀外交と称していますが、派手な援助外交をしているだけです。そりゃお金を貰えればどの国も大歓迎しますよ。国内では消費税を増税し、公共事業を絞っているのに、海外では財政出動とインフラ整備に熱心です。世界中でバラマキをすれば、アイツ
(ISIS)も欲しいと思うでしょう。

『お花畑もアベ擁護も見たくない』

国内の報道振りを見ると冷静に政権に苦言を呈する意見は少なく、お花畑的なサヨク平和主義的な意見と、アベちゃんは悪くない!的なアクロバティック安倍擁護の2パターンが大半を占めている気がします。最近つくづく思うのですが、保守とサヨクのプロレスこそ戦後レジームの正体だと痛感しています。

『公安9課の出番だと思います』

結局今の日本の問題点は、安全保障についてのプロが誰もいないという事に尽きます。対外的なテロ対策が何も無い、丸腰外交という事です。この手の話になると憲法改正が必要と論理の飛躍が見られるのですが、憲法改正など先で良いのです。公安警察にテロ専属部隊を作れば良いのです。そう甲殻機動隊です。

『戦争のスタイルが劇的に変化』

核兵器の出現でいわゆる総力戦という戦争のスタイルは無くなりましたが、テロに代表される見えない戦争が一般化しています。北朝鮮による日本人拉致事件などがその典型例です。これは軍隊を投入して行う戦争では無いのです。むしろ警察と諜報機関の間のハイテク兵器を駆使した少数精鋭部隊が必要です。

『特務警察部隊を創設せよ』

例えば、ビン・ラディンを殺害した作戦は
CIAと海軍特殊部隊の合同作戦と聞いています。日本も実態は自衛隊で、装備も完全に軍隊であるが、籍は公安警察に置き法律上は、軍隊でないとすれば現行憲法でも十分対応可能だと思います。略称NINJANatinal security INtelligence of JApan)です。

NINJAが必ず報復する』

丸腰の日本人はテロの標的になりやすく数年ごとに事件が発生しています。政府が現行憲法のままでも対テロ専門の特務機関を作り、日本人に危害を加えれば何年掛かっても追い掛け報復するという強固な姿勢を示せば、十分な抑止効果を発揮すると思います。名前がニンジャならアナウンス効果もアリです。

『サムライよ蘇れ!』

安全保障について憲法改正を待っては、何年経っても自主防衛は不可能です。むしろ戦争の形態が急激に変化している事を逆手に取って、テロリスト対策専門の超ピンポイント攻撃の部隊を作ればむしろ世界的に頼りにされるでしょう。敗戦国体制からの離脱には、このような積極的平和外交が求められるのです。

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「ヌジャベス/Modal Soul」


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。

 


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