20代よ、甲状腺とともにさらば。ーコウジョウセンがありませんー

20代よ、甲状腺とともにさらば。ーコウジョウセンがありませんー

「甲状腺がんかも…?」
とヌルっとしたがん宣告をされてから、病状や入院・手術などの情報収集にとても役立ったのが、同じ病気の方々のブログでした。
一昔前の大ヒットエッセイ「も○のかんづめ」のように、バカバカしくてくだらない闘病日記をボチボチ更新していきます。

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入院といいつつも、何をどれだけ食べたらどれくらい血糖値が上がるかを検査する入院なので、体はいたって元気。

期間も最長2泊3日とのことだったので、前日に荷造りしたものの、まぁこれが重い、、、

 

2泊3日の出張であれば、ホテルにアメニティもあるし最悪現地で調達すれば良いので身軽で行きますが、行くのはホテルではなく病院。

ホテル並にキレイな病院ですが、そこは紛れもなく病院のため、タオルもティッシュもシャンプーも何もかも持参しなくてはならないとのこと。

 

さらには、パソコンやら資料やらを鞄に詰め込んだら、

絶対に妊婦が持ってはいけない重さになる始末、、、

 

タクシーで病院まで行く予定でしたが、そもそもタクシーに乗るまでの間や、

病院に到着してからの移動が地獄なのが目に見える…

 

そんなわけで、徹夜明けの旦那を荷物持ちとして召喚。

車で送ってもらうことになりました。

 

病棟へ着くと看護師さんに、

「大部屋と個室どっちにしますか?」

と聞かれたので、

「大部屋で!」

と即答。超短期なので、大部屋で十分です。

 

しかし結果的に、4人部屋を1人で使うことになった私。

どうやら出産の人がちょうど少ない時期らしく、病棟はガラガラ。

部屋にトイレもシャワーも付いているという、快適入院ライフが始まり、まずは採血することに。

 

この後も、食前と食後2時間に採血という

“飯食って血抜かれるスパイラル”

が続くのですが、針を刺されすぎて血管が潰れることになるとは、この時は思いもしなかったのです。。。

 

 

長いのでつづく。

私が分娩する病院選びで重要視したことは、

 

・無痛(和痛)分娩ができる

・周産期センターレベルの大病院

 

の2点。

 

そもそも甲状腺がないというリスクに加え、37歳の高齢出産。

医療設備がしっかりしたところ(プラス無痛)を基準に考えたところ、

 

A病院…家から近いが、設備が古め。

B病院…家から少し遠いが、新しい。ただし高い。

C病院…家から少し遠いが、キレイ。ただしめっちゃ高い。

 

の三択にまで絞り込みました。

 

これ以外にも、自宅から近くて麻酔もやっていて設備もキレイという最高の条件の大学病院があるのですが、

いかんせんそこは私が甲状腺で苦しんでいるときに、誤診に次ぐ誤診で振り回されたところ。。。

 

くわしくはコチラ

 

そんなわけで、持病があるのでフレンチのフルコース付きみたいな個人産院では産めないけれど、どうせならキレイなところで産みたい!!!

 

ということで、Bのちょっと高いけれど設備がキレイな病院に決定。

 

「一生に一回の大イベントに、私の稼いだマネーをブチ込んでやるーー!!」

と周囲に言ったところ、

「それは、旦那に払ってもらおうよ、、、」

と言われてしまいました。

 

基本、一人でも生きていける設計を立てているので、

出産費用も全部自分で賄うつもりでしたが、

よくよく考えるとお腹の子は旦那の子でもあるわけで。。。

 

そんなこんなで旦那には、

「ちょっと分娩費用高いけど良い?っていうか、申し込んできたし」

と事後報告で済ませたのですが、まさか分娩費用だけじゃなく、出産前にも入院費用がかかるとは、、、

 

ちょっと長くなったので、次回こそは妊娠糖尿病の入院について書きたいと思います。

妊娠6ヶ月を迎えました。

ノーつわりで妊娠前半を終え、好きなように生きてきましたが、

ここにきてトラブル発生。

妊娠糖尿病になってしまいました、、、

 

妊娠するまでそんな病気があることすら知らなかったのですが、

どうやら遺伝とかホルモンとかの影響で、

妊娠すると血糖値が下がりにくくなる人が一定数いるのだとか。

 

私の母はバセドウ病。

私の父は糖尿病。

甲状腺と糖尿というダブルの病気を、それぞれの遺伝子から受け継いだ厄介なカラダです(涙)。

 

そんなこんなで、最初は近所のクリニックでの血液検査でひっかかったため、

甘いサイダーを飲んでどれだけ血糖値が上がるかという「OGTT」の精密検査を受けたところ、

 

・空腹時血糖値 92以下

・1時間後 180以下

・2時間後 153以下

 

の基準値のなかで、空腹時血糖が93と1ポイントだけオーバー。

正直1ポイントだし大丈夫だと思っていたら、有無を言わさずクリニックから分娩予定の大きな病院へ転院決定、、、

そして言われるがまま大病院へ行くと、有無を言わさず入院決定、、、

わけも分からず、大ごとになるではありませんか。

 

ただ、月末までかなり忙しかったので、

「入院、11月に入ってからにしてもらえませんか?」

と言ったところ、

「お腹の赤ちゃんが第一でしょう」

と一蹴される私。

 

わかるよ、わかるよ、そうだけど…

たった1ポイントひっかかっただけじゃない。

しかも入院しないなんて言っていない!!!

 

そんなわけで2週間だけ待ってくれとお願いしたところ、

「食事をしてもらって採血して血糖の変化を見るだけだから、

入院はものすごく暇です。パソコン持ち込んで仕事できますから」

と説得され、大量の資料とパソコン、そしてレンタルしたポケットWi-Fiを持って入院することに、、、

 

ただ結果的にこの入院生活、意外と悪くなかったのです。

 

長いのでつづく。

 

 

タイトルにあるように、只今妊娠5ヶ月。

多分子どもは持たないんだろうな〜と思い生きてきた私ですが、一度くらい産んでみようと思い、今に至ります。

甲状腺と妊娠・出産・発育は綿密に関係しているため色々不安はありましたが、つわりはゼロ。
変わらない生活をしております。

…いや、しておりました。
「妊娠糖尿病」の検査に引っかかるまでは…。

そんなわけで、食事を見直したりと色々やっているのですが、仕事もあるなか手の込んだ低糖質料理を毎食作らねばならない状況に、正直ぐったり。。。

しかも、妊娠したら甲状腺ホルモンの数値を普段より綿密にコントロールしなくてはならないので、I病院への通院は4ヶ月に1回から1ヶ月に1回に。

さらには昔から歯が弱いので、こちらも1ヶ月に1回メンテナンスに通い続けたうえでの妊娠糖尿病の指導…。
もう病院通いのオンパレード!!!!!

毎週どこかで病院に通わなくちゃいけない煩わしさに加え、稼いだお金がどんどん医療費に吸い取られる地獄。

そしてついに本日、食べたいもの(主に餅)を好きなだけ食べられないジレンマが爆発して、不覚にも泣いてしまいました。

妊娠するとホルモンバランスが崩れるので色々ナーバスになるらしいですが、これまで私はそんなことは一切なし。
しかし、食べ物を制限されるのはどうにもこうにも耐えられず、

「餅食べたいよー。パンケーキ食べたいよー。アイス食べたいよー。」
と泣く、アラフォー妊婦。

側から見ると超ヤバイ女ですが、これもホルモンもせい…ということで。。。

そんなこんなで、甲状腺がなくとも無事出産できるか、ぼちぼちブログを更新していければと思います。


現在、NGWの真っ只中。そう、

N寝
Gゴールデン 
Wウィーク 

です。

別に寝たくて寝ているのではなく、月曜日に40度まで発熱してしまったため。
未だに熱が上がったり下がったりラジバンダリ。(懐かしい、、、)
そんな訳で月曜日、ふらふらになりながら休日診療の病院へ行ったのです。

点滴すればどうにかなるかなー‥と思っていた私ですが、血圧は200まで上昇。
心拍数も異常に早く高熱だったため、検査に次ぐ検査。

そこで担当者が変わるたびに聞かれるのが、
「過去に大きな病気してませんか?」
です。

“問診票に書いただろ!”
と思いながらも、もはや話す気力もない私はウンウンと頷くだけ。
そして
「甲状腺がんを‥」
と呟いては朦朧とした世界へと帰るというのを繰り返していたのです。

すると最後にやってきたベテランっぽい先生が、
「CT撮った方がいいかも。造影剤付きで」
と言うではないですか。
私が病院でやりたくないもの。それは造影剤付きCT。
にもかかわらず、この医者は気軽に勧めてくるではありませんか。

私は点滴で解熱剤を入れて貰い、あとは薬を貰えればそれでいいのだよ。
それなのにCTだなんて殺生な。


造影剤は入れられたときに不快だし、リスクもある。
そんなこんなで嫌だなーと朦朧しながら考えていたら、
「あ、甲状腺のときにやってるよね。じゃあ大丈夫だ」
というわけで、人生4回目の造影剤付きCT へ。こんなところで、過去の病歴がパンチを食らわしてくるとは。。。
正直30代で、こんなにも造影剤入れられている人、そんなにいないと思います。


そんな私が今回感じたのは、病院によって微妙にやり方が違うということ。
新書のタイトル風に言えば、
『造影剤付きCTを4回受けた私が感じるAIの限界』
です。

甲状腺がんが疑われた最初の大学病院の場合はといえば、完全に機械の中に一人放置され、
「では、造影剤はいりまーす」
というマイクを通した声を合図に造影剤がドドドーと血液の中を駆け巡っていったので、とにかく恐怖しかありませんでした。

でも私が通院する甲状腺の専門病院では、看護師さんがちゃんと横にいて、
「大丈夫ですか?いま造影剤入ってますからね」
と優しく手厚くサービス(?)してくれる。

そして今回の病院はこれら2つの病院の中間で、最初の試し打ち(?)のときにはオバちゃん看護師さんが、
「どぉ?大丈夫?」
と、肩をバシバシ叩きながら確認。そしてあとはナースコールを渡され、
「何かあったらこれ押して」
と言われ、一人で放置されるのでした。

そして今回分かったのは、医療には人の優しさとか心づかいが本当に大切だということ。
AIがもっと幅をきかせ、病院ももっとシステマチックになると予想されますが、やはり最初の病院のように、別室に一人で隔離されて検査を受けるのはちと怖い。

AIが仕事を奪うなどと言われていますが、ヒトにしかできない仕事ってたくさんあるのだと改めて実感。
そんな訳で私はマイコプラズマ肺炎と診断され、ただ今回復を待っているところです。。。
ゲホゲホ。