【震災の町が形になるまで、
もう少し頑張ってみる】
毎土曜の朝6:10~の15分は、
NHKラジオ「土曜朝いちばん」
「復興へのメッセージ」コーナー
私のブログ登場は3回目。
今回も、震災被災地の今を
産地直送してくれる番組!
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今回は加藤さん(兵庫出身)
東京で大学卒業後、内定先就職止め
宮城県の唐桑町へボランティアに
それから3年後、
住民票を移し、嘱託職員で活躍する
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「いつまでこんな町にいるだ?」
「オメエ、将来どうっすっだ?」
「親は、泣いてるよ~ぉ?」
「東京帰ってチャンとしろよ~」
最近、3年目を迎え、
地元の人達に、
加藤さんはこう言われるという。
この後、こここでどこまでやるか
自分にも分からない。
そんな時、
一緒に街創りをやる地元の仲間が、
たまたまの話の中で、
「10年やって、何かみえるはずだ」
といったそうだ
「10年か? マジかよ!」
「でも、形になるには
そのくらいはかかるかもナ」
と,加藤さんも最近は
そう思うようになったという。
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今、唐桑町には、
3種類の人が住む
・避難所に住む人。
・避難所から出た、仮設の人。
・在宅で避難してる人。
この人達の間に、それぞれ
「嫉妬」「ねたみ」が
生まれるているという。
昔ながらの良い人達が住んでいて、
集落のコミュニティーが、
こういう形で引き裂かれて
いくのかと思ったという。
そういうことを、直に、
聞く事が出来るようになった。
この信頼関係は、2日や3日の
ボランティアでは聞ける訳はない。
3年目の最近だという。
これを聞いた以上、なお更、
ボランティアを途中で止められない
「町が形になるまで、
もう少し頑張ろうと思う」と
加藤さんは心に決めた・・・。
【震災後まもない気仙沼】(唐桑町-2011年5月1日)
宮城県気仙沼市唐桑町(旧・本吉郡唐桑町)を
浦、宿浦のルートで車に乗りながら撮影