こんばんは

 
この件はあらためて書くほどの事でもないのですが、スマホの容量が一杯になり写真を削除するにあたって、ひょっとして今後に役立つ事もあるかもと思い、少しだけ触れてみます
 
あっ!カナヘイ!? 突然何のことかと思った方には申し訳ありません
 
説明が足りませんでしたてへぺろうさぎ
 
消防団に入団している方はご存知だと思いますが、消火活動を効果的に行う為には、火災の炎に臆する事なく敢然と立ち向かう旺盛な消防精神と、千変万化の火勢を制圧する事の可能な卓越した技能と、過酷な火災現場において、激務に耐え得る強靭な体力を必要とします
 
このような消防活動に必要な心、技、体の基本を養うものとして消防ポンプ操法というものがあり、これに習熟する事によって、自己の安全を確保しながら自信を持って果敢に行動できるべく、技術、精神を体得する事を目指します
 
少し堅苦しく書いてしまいましたが、消防ポンプ操法にはポンプ車操法と小型ポンプ操法、軽可搬ポンプ操法等色々な部門とかたが有りますが、
 
今回は私の属している消防団が全国消防操法大会を目指して昨年の7月に実施された第29回愛媛県消防操法大会ポンプ車の部に参加した時の事を書かせて頂きましたカナヘイびっくり
 
ポンプ車操法における指揮者の火点指揮位置は東京法令出版の指導書では
 
{1A3570EA-0EDC-4104-B9D1-A625D42AD29C}
指揮者の火点指揮位置の「1番員の斜め右前方、おおむね3mの位置」とは、1番員の左右足位置に関係なく、斜め前方おおむね3mであればよい。となっています
 
消防操法実施要領では
{D1DAFC84-E494-4DDD-94F4-A9353414B302}
(火点指揮位置は①の斜め右前方、おおむね3mとする。)と表現されています
 
その為、各大会毎に統一事項によって具体的な取り決めがなされますとびだすピスケ2
 
これは地域ごとに独自になされるので、それぞれ内容は異なりますが、基本は全国消防操法大会の基準に準じたものになっているケースが多いと思われますカナヘイびっくり
 
私達が参加する地区大会も、実放水と空操法の違いがあるので全く同じではありませんが、県大会に準じたものになっていました(県は全国に準ずる)
 
{ACE05A76-CB58-40EB-AAC8-0AA7EA19ADD2}
①番員の左足先前の放水停止線の基準線から、右斜め前方おおむね3mとする。(斜めとは45度をいう)
県は①番員のつま先から右斜め前方おおむね3mとする
疑問 県大会は45度でなくても良かったのかな、つま先は左足とは書いてはないけど当然左足だよね?
 
{352ACC9E-A5AE-490C-A40E-4486072A96AA}
平成28年と同じ
 
{4832CAF3-B544-410C-AA40-51268393048E}
平成28年と同じ
 
そこで
 
放水停止線は中心から左右に5mずつの全長10mで、中心から左右に各3mの地点から10m先に火点があります
 
1番員が筒先を火点の正面で構えたとすると右足が火点の正面、左足はその1〜2足分(10〜20cm)左になると思われます
 
斜めとは45度をいうとあるので直角二等辺三角形
 
一辺の長さを2mとると
斜辺は2√2=2.828mカナヘイハート
 
{E1362116-05DF-4E7A-BC8A-AB3D4B06403D}
1番員の左足は放水停止線の中心から3mの地点より10~20センチ左側に寄るのでちょうど火点指揮位置放水停止線の右端の延長線上もしくはちょっと内(左)側になると思います
 
{044366C3-B98C-4551-B275-4C7E53BB8BDC}
おおむね3mなので、斜辺より約18cmオーバーするアップ
 
指揮者の操作指揮位置から火点指揮位置までの移動は全速力で行なうので、放水停止線の右端に基準をおいておかなければならない
 
この写真は大会前の練習が始まる前に、火点指揮位置を確認する為に計測した時のものですが、1番員の左足先から右前方45度のおおむね3mとは1番員の構え方で少しの誤差は生じますが、放水停止線の右端から火点方向に210cmの地点になりました
※(訂正)火点方向に200cmの地点(後日追加の理由から)
 
また、操作指揮位置はポンプ車前方5m、ポンプ車右側方4mなので、普通サイズのポンプ車の車幅を約2mとすると、これも中心線から5mの位置です
 
操作指揮位置から真っ直ぐ(中心線から平行)に放水停止線の右端へと、左足(残りの歩数と引きつけ足の関係で調整)で放水停止線を踏む様に、そこまでの歩数もぶれないように繰り返し練習します音譜
 
ココカラ↓
【後日追加です】カナヘイびっくり
後日に入手した東京法令出版の平成2年発行の「消防団員のための改訂目で見るポンプ操法」を見てみると
{8BF4F9A6-F3C7-4E38-92BA-B3CEA278DB41}
改訂 消防団員のための
目で見るポンプ操法
{31164DB8-1BE3-48A5-B670-00CA180FAC58}
上矢印アップ火点指揮位置の図が明記されていました
 
今まで概ねとは、だいたいでいいよと言う意味のように捉えておりましたが違いました
 
直角二等辺三角形の斜辺の1番員の反対側の点を指定しているのであり、
 
概ねとは約3m=2.828mを意味しているのですカナヘイきらきら
 
その証拠に他に概ねという表現は使われておらず、操作指揮位置も下の図のようにはっきりと指定されています
 
18cm先でなく斜辺の反対側の点でよかったのでした
 
という事は実施要領どうりに1番員の左足右足にこだわらなければ、放水停止線の右端から火点方向に2mの位置になります
 
もし、愛媛県大会のように左足と指定するなら(左足とは書いていないけどつま先からとなっているので当然左足のつま先という事になります)、放水停止線の右端より、1番員が開いている足の幅だけ内側になりますね
 
丁度、濠に落ちるかどうかギリギリの場所ですね(T▽T;)アブナイゾ-
 
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ココマデ↑【後から補足追加】
 
 
{2B60F9CC-28E6-4FDD-B4A4-AF10624DB179}
しかし
 
放水停止線の1mほど先には何と水濠が待ち構えていたびっくり
 
真田丸!? (。>0<。)
 
大会当日の現場の下見は絶対に必要!!
(;´Д`)ノアセッ
 
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水濠への対策
1.飛び越える
2.手前で止まる
3.右よりに迂回して進むあんぐりうさぎ
 
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みんなはどの様に対処したのだろうかはてなマーク
 
私は意気地がないので手前で止まりましたとびだすうさぎ1
 
{62E12940-D650-44DF-8ADF-13F2526956CE}
 
濠があっても第1線の長く続く放水の水で、濠を越えた指揮者も後半の出場順では足下の状態がかなり悪くなったのではないかと思われます
 
次回は是非、濠など掘らずにブルーシートと水桶でお願いしたいものです
 
人手不足だったのでしょうかね
(-。-;)
 
今はどこも人手不足(T_T)
 
 
おわり
 
 
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