【マンガ感想】
『あさひなぐ 3巻 (こざき亜衣)』
あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)
こざき 亜衣 小学館 2011-10-28 by G-Tools |
【あらすじ】
帰宅電車でガール・ミーツ・ボーイ、体育祭部活対抗リレーで宿敵テニス部と対決。二ツ坂高校1年、東島旭(とうじま・あさひ)はただ今、青春真っ直中!そんな旭の薙刀ライフに夏合宿がやってきた。夏を制する者は薙刀を制す――。小さい自分、力がない自分、弱い自分、それでも今日ここまでやってきた自分。鬼の尼僧・寿慶(じゅけい)の厳しいしごきの中で旭が見つけた「たったひとつの確かなこと」とは!?
薙刀(なぎなた)というスポーツを描く漫画です。
中学校まで美術部だった主人公・『東島旭』は、高校入学と同時に生まれ変わろうと
運動部に入ろうと思っていた。 部活動オリエンテーションで薙刀部が行った詐欺的な勧誘パフォー
マンスを見てしまった『東島旭』は、薙刀部を見学しに行くことに・・・・。
というような感じで始まる作品でして、高校デビューと共に生まれ変わろうとする主人公・『東島旭』が
“薙刀部”というスポーツ部に入部し、日々、努力していく姿を描くスポーツマンガです。
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ここからは、3巻の感想。
3巻では、2巻までと同様に薙刀部の練習風景が描かれつつも、体育祭の準備+体育祭の様子や、
薙刀部の夏合宿イベントが開始イベントが描かれることとなりました。
そんな3巻のメインとなるのは、夏合宿イベントです。
このイベントは、やたらと盛り上がった体育祭やが終わり夏休みに入ったところから始まりまして、
先輩たちから“とあるお寺”で5泊6日の夏合宿を行うことが発表されました。 実は、毎年夏合宿は
学校内で行われていたようなのですが、今年は、人数の多い剣道部に練習場所を提供しなければ
ならなくなり、しょうがなく別の場所で夏合宿を行うこととなったようです(笑)。
で、その夏合宿の舞台となるのが、奥多摩にある禅寺であるようでして、いつもの場所とは
違う場所で練習できるということで、部員たちのテンションは上がることとなります(上記の画像で、
主将が真面目な言葉を言っていますが、彼女も他の部員以上に遊ぶ気満々な様子なのですw)。
ということで、部員の半数が、リゾート気分で夏合宿にやってくることとなったわけですが、
そんなリゾート気分の薙刀部の面々を待っていたのは、サングラスをかけた尼さんでした。
彼女は登場した瞬間に、色々と大暴れすることとなりまして(笑)、薙刀部の面々のリゾート気分
を吹き飛ばすこととなりました。 ちなみに、彼女は、『寿慶』という女性でして、白滝院という寺の
副住職であり、薙刀教士であるようです。 さらにちなみに、薙刀教士とは、薙刀界で上から2番目に
凄い資格であるらしく、そのことからも彼女が凄まじい人物であることは間違いないようです。
ということで、『寿慶』による鬼合宿が始まることとなりました。
彼女は、厳しい練習を課すことで有名な人物であるらしく、多くの学校が彼女の練習について
これず、途中で帰ってしまうほどの厳しいレベルであるようです。 詳しくはネタバレというか
実際に読んだ方が面白いと思うので書きませんが、彼女の練習方法により、主人公のみならず
他のメンバーにも大きな成長イベントが描かれていく様子は非常に面白いですし、何よりも
主人公の薙刀にかける覚悟みたいなものが描かれたのが非常に素晴らしかったです(^^ゞ。
恐らく、次巻も、この鬼合宿は描かれると思われまして、ますます盛り上がっていくと思われます。
個人的には、もうそろそろ、主人公上げなイベントが読んでみたいですね。 主人公上げな
イベントが描かれれば、もっと盛り上がっていくと思いますし・・・(でも、まだまだ早すぎるか?)。
次巻も楽しみです。
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【総評】
右肩上がりに面白くなっています(^^ゞ。
特に、3巻は、1巻・2巻以上に、スポーツで根性な漫画に仕上がっています。
スポコン漫画が大好きな方にぜひともチェックしてほしい作品ですね。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。