『あさひなぐ 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『あさひなぐ 1巻 (こざき亜衣)』

 

4091837980 あさひなぐ 1 (ビッグコミックス)
こざき 亜衣
小学館 2011-04-28

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

がんばれ!なぎなたガールズ!!二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)、15歳。中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。痴漢を蹴りで撃退する強き女、あこがれの先輩、宮路真春(みやじ・まはる)、同じ一年生で剣道経験者の八十村将子(やそむら・しょうこ)と長身が悩みの紺野さくら(こんの・さくら)…旭と仲間達“なぎなたガールズ"の強く!楽しく!!美しい!!!物語が始まる--

 

 

薙刀(なぎなた)というスポーツを描く漫画です。

 

中学校まで美術部だった主人公・『東島旭』は、高校入学と同時に生まれ変わろうと

運動部に入ろうと思っていた。 部活動オリエンテーションで薙刀部が行った詐欺的な勧誘パフォー

マンスを見てしまった『東島旭』は、薙刀部を見学しに行くことに・・・・。
 
というような感じで始まる作品でして、高校デビューと共に生まれ変わろうとする主人公・『東島旭』が

“薙刀部”というスポーツ部に入部し、日々、努力していく姿を描くスポーツマンガです。

 
まんが栄養素-あさひなぐ 1巻

(↑薙刀部に入ることとなった新入部員の3人)

 

まず、ストーリーとしては、新入生に対しての部活動オリエンテーションから始まります。

そのオリエンテーションの中で薙刀部という部が、とある詐欺的な勧誘をして、見事に主人公を含む

3人の新入部員候補を引っかけることに成功します。 もちろん、引っかけることができても、

入部させないと意味がないわけなので、あの手この手で薙刀の魅力を3人の新入部員候補に伝え、

なんとか入部させようと勧誘することになります。

    

まんが栄養素-あさひなぐ 1巻
 

高校と同時にスポーツ部に入って生まれ変わろうと思っていた主人公(引っ込み思案)にとっては、

この詐欺的な勧誘方法は、結果的に有難いものでありまして(+先輩方の勧誘方法も上手かった)、

主人公は薙刀部に入ることを決心することとなりました。

 

ちなみに、主人公の特徴としては、中学時代まで美術部に所属していたところからわかるとおり、

かなりスポーツ音痴でして、基礎能力はかなり低い設定となっております。 性格も結構

ネガティブ思考であるわけですが、高校デビューと共に生まれ変わろうという考えを持っており、

1巻時点では、自分が成長するために、弱音を吐かない、努力型のキャラクターとなっております。

 
まんが栄養素-あさひなぐ 1巻

 
ということで、主人公が薙刀部に入ることとなりました。

それ以降は、スポーツ根性漫画のような鬼のような基礎練習(上記の画像参照)が描かれつつも、

先輩方の試合風景(+薙刀のルール説明)が描かれていくこととなりまして、ますます主人公が

薙刀という競技にハマっていく描写が描かれることとなりました(とはいえ、今巻の時点では、

基礎練習のみで、薙刀の試合形式の練習は行っていない模様)。

 

恐らく、次巻以降は、主人公が本格的に薙刀という競技をプレーしていくこととなり、壁にぶつかり

ながらも、周りの人々と助け合い、より薙刀という競技にハマっていく描写が描かれていくのでは

ないかな、と思います。 主人公がこれからどのような成長をしていくのか気になります。 

次巻も期待したいですね。

 

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【総評】

最近流行っている『マイナー競技にスポットを当てている』作品の一つですね。

作品のテーマが『マイナー競技』だけに物語に入り込みにくい点はあるわけですが、

丁寧にルールの説明が描かれていますし、基本はスポーツ根性モノなので、

スポーツマンガ全般が好きな方ならば大きなハズレは無い作品だと思います。

 

点数的には

84点

です。

 

唯一、不安点+不満点をあげるならば、主人公が極端なスポーツ音痴である点ですね。

こういうスポーツモノ自体、主人公の活躍が一番面白い部分だと思うので、主人公が活躍しにくい

“スポーツ音痴”という設定は、今後、この作品の足を引っ張っていくのでは、と思ってしまいます。

(“スポーツ音痴”である主人公の成長を描こうとすると、ストーリー展開が極端に遅くなりますし・・・)

まあ、才能ゼロのキャラクターを主人公にするとは思えないので、これから彼女特有の才能が

描かれて行くのかもしれませんね。 とりあえず、次巻に期待かな。
 

 

では、ここまで。

 

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