【マンガ感想】
『砂の栄冠 6巻 (三田紀房)』
砂の栄冠(6) (ヤンマガKCスペシャル)
三田 紀房 講談社 2011-11-04 by G-Tools |
【あらすじ】
センバツへの最終関門・秋の関東大会1回戦。相手は、高校野球界の頂点と言われる超強豪私立・東横浜高校。エンドランがスタンドで見守る!ノックマンがスタンドから指示を出す!ガーソがベンチで固まる!?1対1の同点で迎えた8回表。「殿、ご乱心」で、まさかの捕手交代!どうする七嶋!?
高校野球漫画です。
埼玉県樫野市にある“県立樫野高校”は、県立高校ながらも夏の県予選で決勝まで駒を進める。
まさに甲子園まであと一歩というところまで上り詰めるものの惜しくも決勝で敗れてしまう。
新チームを任されることとなった主人公・『七嶋裕之』に、ある日、『トクさん』という樫野高校の
ファンの老人から、甲子園に出場してほしいと1000万円を託されることとなる。
という感じで始まる作品でして、ある日、ファンの老人から1000万円を託された主人公が
そのお金を使って、甲子園を目指していこうとする高校野球漫画です。
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ここからは、6巻の感想。
6巻では、5巻から始まった関東大会の第一回戦・『vs東横浜高校』の続きが描かれまして、
優勝候補筆頭のチームを相手に、奮闘する『県立樫野高校』の様子が描かれていきました。
そんな6巻のメインとなるのは、やはり両チームの攻防ですね。
優勝候補筆頭・『東横浜高校』は、終始、圧倒的な戦力差を見せつけるわけですが、
『県立樫野高校』の絶対的なエースで主人公で超高校級プレイヤーの『七嶋裕之』の活躍と、
『曽我部監督(ガーソ)』の迷采配(笑)により、何とか同点で延長戦に突入します。
しかし、13回表で、『七嶋裕之』の投球数が200球を超えたことでへばり始め、東横浜高校の
“2塁打→送りバント→スクイズ”という攻撃パターンで、ついに勝ち越しを許してしまいます。
この失点は、すでに限界を超えていた『七嶋裕之』に絶望的な感情を与えることとなりまして、
あの強気な『七嶋裕之』から自信を失わせることとなりました。
この失点で、この試合を一瞬諦めてしまいそうだった『七嶋裕之』を、ナント、あの頼りなかった
チームメイト達がここまで自分たちを引っ張ってきてくれた『七嶋裕之』のために一致団結し、
『七嶋裕之』を励ます展開が描かれます。 これ以上の展開については、ネタバレとなって
しまうので詳しくは書きませんが、これまで自分たちを引っ張ってきてくれた『七嶋裕之』のために
チームが一致団結していく様子は非常に興味深かったですし、一度負けたら終わりという高校野球
らしい緊張感が非常に上手く描かれていたので非常に面白かったです。
最終的に非常に気になる感じで終わったので、次巻の展開が気になります。
次巻も楽しみです。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 最高に面白いです。
高校野球ならでは緊張感は素晴らしいですし、何よりもストーリー展開が素晴らしいのです。
高校野球漫画が好きならば、絶対に楽しめる作品だと思います。 お薦めです。
点数的には
100点
です。
個人的に・・・・というか、↓の画像のシーンは大笑いしてしまいました(笑)。
『曽我部監督(ガーソ)』が名伯楽とか・・・、何の冗談かと(笑)。
まあ、外から見ている分には、内情が判らないからしょうがないのかもしれませんが・・・。
とはいえ、この言葉を主人公・『七嶋裕之』が聞いたら、マジ切れすると思います(笑)。
では、ここまで。