『魔法少女チキチキ 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『魔法少女チキチキ 1巻 (小池定路)』

 

4861767288 魔法少女チキチキ1 (CR COMICS DX)
ジャイブ 2009-11-07

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

ある日突然、フツーの大学生・相沢良行のアパートに、魔法少女・チキチキと相棒・プリプリが、修行のため願い事をかなえにやって来た!! そこでチキチキは、良行にごちそうになった激辛カップ麺に感動し、そのまま強引に居候!! 小池定路の初オリジナルコミックスは、キュートな押しかけ魔法少女が巻き起こす、ご町内ハートフルコメディー!!

 

 

大学生のアパートに突如、魔法少女が現れるというコメディー漫画です。

 

普通の大学生である『相沢良行』のアパートに突如、魔法少女と名乗る『チキチキ』が現われる。

その少女は、魔法少女としての修行のためにこの世界にやってきたようで、強引に居候してしまう。

彼女の修行は、様々な人々の願いを魔法で叶えること。 様々な人々と出会い、様々な願いを聞いて、

交流を深めていくハートフルコメディー作品。 

 

と感じの作品でして、普通の大学生・『相沢良行』のアパートに突如現れ、そして居候することとなった

魔法少女・『チキチキ』が、様々な人々の出会い、関わっていくというハートフルコメディです。

 

この作品の特徴は、もちろん魔法少女という設定ですね。

魔法少女と言うくらいですから、当然、魔法を使うことができまして、主人公・『チキチキ』は“変化”、

『チキチキ』の先輩・『ビスコ』は“破壊”を得意として使っているようです(現時点で2人が登場している)。

『ビスコ』の能力は危険なものですが、主人公・『チキチキ』の能力は主人公らしく可愛らしいもので、

例えば、手の怪我を治したり、背中を押すような勇気を与えたり、見たい夢を見せてあげたりと

困っている人々を助けることができる程度の魔法を使うことができるようです。

(ちなみに、彼女らが魔法を使うこと自体に規制などは一切無く、ある意味使い放題のようでして)

(魔法を使うことを咎める人物やイベントなどは一切出てきません)

  

この作品は、その魔法少女が修行という名目で、困っている人々の手助けをしていくという話でして、

1話わずかに4ページというショートストーリーが26話+α収録されています。

もちろん、1話4ページなので、深いイベントなどはあまり描かれることはありませんが、

登場する人物を非常に丁寧に描いているので、意外と読み応えがあると思います。

 

また、個人的に面白いと感じたのが、『相沢良行』と『チキチキ』の兄妹のような関係ですね。

『相沢良行』には年の離れた妹(未登場)がいるらしく、昔からその妹の世話をしてきたようでして、

『チキチキ』が居候するようになっても、特に嫌がることなく『チキチキ』を実妹のように接しています。

特に、『チキチキ』が母親の命日で元の世界に戻ることとなったときのイベントでの彼の気遣いは

なかなか心憎い気遣いでして、「おお!」と声を出して驚いてしまいました(笑)。

 

いや~、面白かったですよ。

 

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【総評】

個人的にですが、良い意味で、表紙から受ける印象とは全く違う作品でした(^^ゞ。

『突然、魔法少女が現れて同居する』というベタな展開で始まりながらも、

一般的に想像されるような展開は一切無く、ハートフルストーリーが展開されていく作品でして、

恐らく、多くの人が楽しめる内容の作品だと思います。 次巻が発売されるなら買いたいですね。

 

点数的には

88点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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