『KING GOLF(キングゴルフ) 4巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『KING GOLF(キングゴルフ) 4巻 (漫画:佐々木健、監修:谷将貴)』


4091217281 KING GOLF 4 (少年サンデーコミックス)
小学館 2009-09-17

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻~3巻

 

 

【あらすじ】

最強のケンカ屋・蒼甫は、たった一度のスイングでゴルフの虜となりゴルフ部へと入部。ゴルフエリートが集まり、関東大会で優勝する実力を持つゴルフ部で、超初心者・蒼甫は、理論派コーチ・谷川の教えのもと、イチから練習を重ねる。スコアはボロボロだったが初の公式戦も経験し、一歩ずつ前進する蒼甫は驚異的なスピードで成長し!?マスターズ4位の片山晋呉プロのコーチ・谷 将貴監修の、超精密理論武装ゴルフストーリー!!

 

 

ケンカばかりしてきた不良・『優木蒼甫』がゴルフを始めるスポーツ漫画です。

 

中学時代から多くの暴走族を潰してきた最強のケンカ屋・『優木蒼甫』。

スポーツエリートと不良しか集まらない帝倫高校に入学後も、日々ケンカをしていたが、

同じ帝倫高校の学生である日本最高の天才アマチュア・『霞見ひかる』と偶然出会ったことで、

ゴルフに興味を持ち、ゴルフ部に入部する事になる・・・・。

 

という感じで始まる作品でして、帝倫高校で一番の不良・『優木蒼甫』がひょんなことから、

同じ高校の学生で日本最高の天才アマチュアゴルファー・『霞見ひかる』と出会ったことで、

ゴルフ部に入部することとなり、“ゴルフの王様”になるべく日々試行錯誤していく作品です。

 

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ここからは、4巻の感想。

4巻では、3巻で描かれた裏プロとの戦いの結末と、主人公・『優木蒼甫』に新たなるライバルが登場し、

アプローチショットを極めるべく、猛練習の日々が描かれることとなりました。

 
そんな4巻の注目点は、新たなるライバル・『戸川臨』・・・と言いたいところですが、

個人的には、やはり主人公・『優木蒼甫』の同級生で苦学生であるらしい『菊間くん』ですね。

『菊間くん』は、主人公・『優木蒼甫』と同じくゴルフ部の1年生で、週3日のアルバイトをこなしながら、

好きなゴルフを続けているという主人公とは全く反対の非常に真面目なキャラクターです。

 

彼自身、同じゴルフ部に所属する主人公・『優木蒼甫』や天才アマチュア・『霞見ひかる』のような

天才的な才能に恵まれたキャラクターではなく、いわゆる凡人レベルの能力のキャラクターのようで、
残念ながら、今後、主人公のライバルとして描かれる可能性は非常に低いと思われますが、

前巻の裏プロとの戦いでの主人公の驚異的な成長を目の当たりした数少ないキャラクターのため

今後は、数少ない主人公の理解者の一人として、共に成長していくことになると思います。

 

そんな彼にスポットがちょっとだけ当たったのがこの4巻でして、

今巻から初登場した『ゴルフはお金が必要』を信条とする嫌な性格(笑)のお金持ち・『戸川臨』との

比較キャラクターとして、苦学生である彼にスポットが当たることとなりました。

 

戸川 「だってゴルフってお金のかかるスポーツだろ!?」

    「バイトをしながらがんばるスポーツ選手の特集!! 気の毒だったよ・・・」

    「あの選手だってお金があればバイトなんて無駄な事に時間を費やさず」

    「一流になれたかもしれないのに・・・」

 

という『戸川臨』の言葉に、アルバイトをしながらゴルフを続けている『菊間くん』は

悔し涙を流しますが、主人公・『優木蒼甫』のゴルフで見返すために努力し続ける姿を見て、

泣くのではなく、自分もゴルフの練習をして、『戸川臨』を見返そうと努力を始めます。
そのシーンは少年漫画らしく非常に熱いシーンでして、少し鳥肌が立ちましたよ(^^ゞ。
 

恐らく、次巻では、主人公・『優木蒼甫』が『戸川臨』を圧倒する姿が描かれる事となりますが、

できることならば、『菊間くん』の活躍も描いてくれる事を期待したいですね。

 

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【総評】

今巻も、ノンストップで成長していく主人公が描かれています。

成長が早すぎる気もしますが、このテンポの良さがこの作品らしくて良いのではないでしょうか。

主人公の性格がアレなので、万人受けはしないでしょうが、なかなか面白いと思いますよ。

 

点数的には

85点

です。

 

 

では、ここまで。

 

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