『あいたま 3巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『あいたま 3巻 (師走冬子)』

 

4575942286 あいたま 3 (3) (アクションコミックス)
師走 冬子
双葉社 2009-05-12

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻

 

 

【あらすじ】

美少女アイドルだらけの学園4コマギャグ第3巻。生徒のほとんどがアイドルの卵たちというエンジェルエッグ学園に通う、ロリっ娘、ツンデレ、爆乳、イロモノ…etcな美少女たちと、そんなアイドルたちが大好物な超アイドルオタク美少女が暴れまわる、爆笑&友情(ちょっぴり百合)あふれる大人気作!!

 

 

4コママンガです。

アイドルの卵が集まる女子高に入学した『アイドルオタク』な主人公(女性)が、

様々なアイドルの卵達と交流を持ちつつ、鼻血を出し続けるコメディー作品です(笑)。

ストーリー的な面白さと、キャラクター設定の秀逸さを兼ね備えており、

師走作品の中でもトップクラスの面白さを持った作品だと思います(^^ゞ。

(基本的に、女性しか登場しない作品ですが、百合展開がほぼゼロなのが嬉しい)

 

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ここからは3巻の感想。

3巻でも、1巻・2巻から描かれ続けている『いつも通りの展開』を中心に、

アイドルではない普通の女の子・『鈴木久美子』が登場したり、『とまちゃん』の過去が明らかになったり、

『はみちゃん』の母親で世界的なマジシャン・『ホワイトローズ』が登場したことで、『はみちゃん』に

スポットの当たる話が描かれたり、1巻からの伏線である主人公のストラップイベントが起こったりと、

今巻もかなり濃い内容の出来で、非常に楽しく読むことができました(^^ゞ。
 
その中でも面白かった話が、『とまちゃん』の過去話と、『はみちゃん』の話ですね。

 

まず、『とまちゃん』の過去が明らかとなった第35話について。

『とまちゃん』とは、主人公達と同じクラスメイトの一人で、現役女子高生芸人として活躍していまして、

アイドル好きな主人公・『暮巳あい』に徹底的に嫌われているキャラクターであります(笑)。

彼女は芸人なので、常に笑いを取りにいくという行動をするため、非常にウザい(笑)キャラクターでして、

主人公・『暮巳あい』が彼女に対して厳しい突っ込みをするイベントはこの作品の定番ネタとなっています。

 
そんなウザイキャラクター・『とまちゃん』の過去が明らかになったのが第35話です。

彼女は最初、『さらだ野☆とまと』という名前のアイドルとして芸能界デビューを果たしていまして、
そのアイドル時代は、事務所の言うとおり『綺麗なアイドル像のアイドル』として活躍していたわけですが、

好きな事を言う事すらできないアイドルという立場に、いつしかストレスを溜めてしまい、

ある収録でアイドルらしくない発言をしてしまい、そのまま事務所をクビになってしまったようです(笑)。

その後、お笑いの事務所に拾ってもらい、現役女子高生芸人として人気を獲得し現在に至るようでして、

明るい彼女にもこんな過去があったのだな~、と驚いてしまいました。

まあ、この話のオチである主人公・『暮巳あい』の言葉はもっと驚きましたが(笑)。
 

次に、『はみちゃん』の話について。

『はみちゃん』は、世界的マジシャン・『ホワイトローズ』の弟子の一人でして、

普段はボーとしていますが、非常に努力家の女の子でして、マジシャンの腕はかなりのものです。

そんな『はみちゃん』のプライベートイベントが描かれたのが、第39話~第40話のお泊りイベントでして、

このイベントを通して、『はみちゃん』が世界的マジシャン・『ホワイトローズ』の一人娘であることが判明し、

母親・『ホワイトローズ』と、『はみちゃん』の微妙な親子関係が描かれることとなりました。

 

『はみちゃん』は、『ホワイトローズ』の実の娘なのですが、母親が世界的マジシャンという事で、

実の娘だと公表できず弟子として育てられてきたという非常に特殊なキャラクターです。

そんな『はみちゃん』が、久しぶりに『ホワイトローズ』を師匠としてではなく母親として意識し、

そして、『ホワイトローズ』もまた久しぶりに『はみちゃん』のことを娘として意識したのがこのイベントでして、

その橋渡しとなったのが、主人公・『暮巳あい』であったのが、非常に良かったですね。

まあ、この話でも、主人公・『暮巳あい』は好き勝手に暴れまくっていただけですけど(笑)。

 

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【総評】

改めて、1巻から読み直しましたが、この作品は本当に面白いですね!!

2巻で登場していた後輩が3巻で見事にフェードアウトしていたのには笑ってしまいましたが、

個々のレギュラーキャラクターにスポットを当てた話が多く、非常に楽しめました(^^ゞ。

4コマが嫌いでないのであれば、笑って楽しめる作品だと思います。

 

点数的には

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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