【日記】
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【マンガ感想】
『センゴク 13巻 (宮下英樹)』
センゴク 13 (13) (ヤングマガジンコミックス)
宮下 英樹 講談社 2007-04-27 by G-Tools |
【あらすじ】
日本刀の無力、弓矢の使用頻度、騎馬武者のウソ、など、合戦を超リアルに描いた戦国合戦絵巻が始まる!! 時は戦国時代。美濃・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久(センゴク・15歳)は、落城寸前の稲葉山城にいた。敵は覇王・織田上総介信長!! 陥落していく城のなかで、恐怖に打ち震えながら、茫然自失となる。だが、センゴクの幼馴染み・侍女のお蝶とある約束をする。センゴクはその約束を守るために、織田軍団に囲まれた陥落間近の城からの決死の脱出を試みる。果たして生き残れるのか!?
前巻で、朝倉攻めの『刀根坂の戦い』を描き、朝倉義景の死を描いた。
今巻では、朝倉家家老で敵役ながら主人公並の存在感を放っていた鳥居兵庫助景近の最後を描き、
そして、物語は・・・魔王・織田信長の興味は浅井家へ移っていく。
今巻の半分近くを『鳥居兵庫助景近』と『お蝶』の関係を描いた。
この鳥居兵庫助景近は主人公・仙石権兵衛秀久の『恋のライバル』という特殊な位置づけで、
主人公と『お蝶』という序盤から登場している女性を奪い合った関係であり、
朝倉義景を裏切っていく家臣が多い中、最後の最後まで朝倉家の武士として戦った人物である。
今巻では、その『お蝶』を主人公から力ずくで奪い去った後のストーリーが描かれており、
主人公と離ればなれになったことで笑顔を失くしてしまった『お蝶』から、
再び笑顔を取り戻させることができるくらいの好人物である。
そして、彼が捕まったときの『お蝶』の行動からも、彼と『お蝶』がどれだけ愛し合っていたかが判り、
敵役でありながら、その死を惜しんでしまうほどのキャラクターに成長した。
そして、その『お蝶』は、主人公との様々なすれ違いを繰り返し、鳥居の死をもって、再会を果たす。
待ちに待った再開であったにもかかわらず、朝倉家に仕え朝倉家の人々に支えられていた『お蝶』と、
織田家・羽柴隊に所属し、再会と同時にもう過去のような関係には戻れないことを察する『仙石』。
彼女との再会のためにずっと戦ってきた『仙石』であったが、待ち望んだ再会が今生の別れとなる。
1巻から続いていた『仙石』と『お蝶』の話もこの13巻で完結し、
これからはストイックに戦場に向かっていく『仙石』が描かれることとなるのだろう。
彼がこれからどのように成長していくのか、ますます楽しみになってきました。
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【総評】
さて、今巻の残りの半分は、羽柴秀吉による浅井攻めが始まるわけだが、
まだ始まったばかりなので、詳しい感想は次回に・・・。
点数的には
100点
です。
今巻の表紙の浅井長政のどのような最後が描かれるのか、次巻が楽しみです。
あとは頭でっかちな藤堂高虎がこれからどのような成長を見せていくのかも気になりますな。
では、ここまで。
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