『センゴク 12巻』の感想 | まんが栄養素

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【日記】

昨日は講義の後、ゲームを売りに行きました。

『.hack//G.U.』や『ドラゴンクエストモンスターズ』を含む、10本ほど。

社会人になって、繰り返しプレイする時間がなくなったので、高値の内に売りました。

ちなみに、『.hack//G.U.』のコンプリート特典は応募せず。

500円掛かり、さらに『説明書を切り取らないといけない』という、

一種の罰ゲーム的な応募方法に興味をなくしました。

まあ、前シリーズのコンプリート特典は出来が悪かったので、今回も大したこと無いのでしょう。

 

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【マンガ感想】

 

『センゴク 12巻 (宮下英樹)』

宮下 英樹
センゴク 12 (12)

 

過去記事はこちら → 1巻~11巻

 

戦国時代の本格戦国マンガ。

本当に面白いですよ!!

 

 

【あらすじ】

日本刀の無力、弓矢の使用頻度、騎馬武者のウソ、など、合戦を超リアルに描いた戦国合戦絵巻が始まる!!
時は戦国時代。美濃・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久(センゴク・15歳)は、落城寸前の稲葉山城にいた。敵は覇王・織田上総介信長!! 陥落していく城のなかで、恐怖に打ち震えながら、茫然自失となる。だが、センゴクの幼馴染み・侍女のお蝶とある約束をする。センゴクはその約束を守るために、織田軍団に囲まれた陥落間近の城からの決死の脱出を試みる。果たして生き残れるのか!?

 

 

物語は、ついに朝倉攻めの『刀根坂の戦い』が始まる。

正直、朝倉氏滅亡のきっかけとなる『刀根坂の戦い』が描かれた小説やマンガを

読んだ事がなかったため、この戦いは非常に楽しみにしていました。

このマンガは当初から朝倉義景の『暗愚な姿』を描き続けており、

今回の『朝倉氏滅亡』に置いても、家来を一つに纏めることができず、

織田軍の奇襲を受け、総崩れとなる結果となってしまう。

そう、史実通りだ。

 

しかし、このマンガはホントに面白い!!

面白い理由は一つ、『朝倉軍の視点で描かれている』からだ!!

暗愚中の暗愚であった朝倉義景も織田信長軍を迎え撃つ寸前に覚醒し、

朝倉軍の全権を手に入れた鳥居兵庫助景近・斉藤龍興が指揮を取り、織田軍を迎え撃つ。

まさに役者が揃い、「もしかして織田軍に負けないことはないのではないか?」と思うほど、

完璧な状態で織田軍を迎え撃つにも関わらず、織田信長の戦神が乗り移ったとも言える采配で、

朝倉軍がほころび始め、織田軍得意の奇襲で陣形が崩される。

これを『朝倉軍の視点で描かれている』のだ!!

面白くないわけ無いじゃないか!!
 

『刀根坂の戦い』が負け戦で終わり、数名の家臣だけしか生き残らず、

しかも、最後には従兄弟の朝倉景鏡に裏切られ、切腹する朝倉義景。

暗愚と呼ばれた戦国大名・朝倉義景の最後に相応しい最後であった。

しかし、ここまで朝倉義景を格好良く描いた作品を私は知らない。

ぜひとも、戦国ファンは読んで頂き、感じて欲しい。

戦国時代に生きた多くの男の生き様を!!

↑ちょっとオーバーすぎるかな(^^;

 

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【総評】

面白い!!

準主役ともいえる『斉藤龍興』が死んでしまいましたが、彼らしい死に方で満足度は高い。

 

点数的には、

100点

ということで。

 

次巻は浅井長政の『一乗谷城の戦い』です。

ホント、次巻が楽しみでしかたないです!!
 

 

では、ここまで。

 

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