あれから15年。 | 販売心理アドバイザー 横山 美裕

販売心理アドバイザー 横山 美裕

販売におけるお客様とのコミュニケーションスタッフ同士のコミュニケーションを通して
笑顔で溢れる社会を目指しています。

15年前 その日は小雪がちらつく日でした。


まだこの時間。
思春期くん生まれていませんね。


10時40分出産しました。

陣痛からは一日かかりましたが、安産。


「これぐらいやったら 次も赤ちゃん欲しいですドキドキ

と言って先生を驚かせたMihiroです。




その後 みんなが帰ってから

二時間経っても血が止まらず…


周りは大慌て… 様子がおかしい…


そして朝まで血は止まらず…



「家族に連絡して下さい!大きな病院に搬送しますので。」


テンパった私は 実家に電話してしまった…


たまたま 産院近くの祖母の家に泊まっていた母が駆け付けて来てくれました。



私の声を聞いていない母。


もうパニックだったと思います。



個人病院だった産院に

響き渡るけたたましい
インターフォンの音。
高橋名人並み(年代バレる)


そのあとは スリッパが階段から落ちる音。


母は、3階まで階段でかけ上がって来ました。


これはヤバイと母を呼びましたが

私がかける声も聞こえず…


思いっきり襟ぐりを両手で掴まれ

ぐいんぐいん首を振られてる
先生の姿が…

もう 今思えばコント状態です。



母は私の顔を見るなり

先生を横に突飛ばし私のところへ。


そこでやっと母は、自分が先生を振り回していた事に気づきました。


もう先生は、白衣が乱れて
半分脱げてる状態。



結局そのまま私は救急車で
大きな病院へ運ばれました。

ここでまたコントのような事がにひひ
長くなるので省略しますね。


3日間寝たきり。

その間、息子は生んだ産院に産み落としたまま。


すごく寂しかった。

不安だった。

周りから聞こえる赤ちゃんの声が辛かった。

出血して輸血までした私。

おっぱいなんて 張らないし

出ない… 出ない自分が悲しくて…


そんな中 毎日 写真やビデオを録って家族が来てくれました。

本当にありがたかった。

家族の愛をいっぱい感じた時間かもしれない。


点滴5本に 自動の血圧計をつけられたこんな状態でも

考えることは
自分のことではなく

子どものことばかりだった。

(5日目には歩けるようになったのでご心配なく。そして子ども連れて来てもらいました。)


そうなんです。

親って子どもの事が一番なんです。

身をもって知りました。



子どもが元気で居てくれる。

生きててくれる。

こんな幸せなこと


子どもが大きくなるにつれて

忘れていくような気がする…



勉強が出来ない。

朝起きれない。

言うことをきかない…



自分の思い通りにならず

イライラしたこともあったな。


評価してプロセスじゃなく

結果にこだわっていた時期も。


なんだか今日。

15年前のことを思い出して

改めて 生まれてきてくれて
ありがとうって思った。


そして 評価でなく

ありのまま 

そのままの思春期くんを見守っていこうと思った母です。