薄桜鬼・妄想小説【花吹雪】第4話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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第1話はこちらから→


かなりのお目汚しです。

それでも宜しい方はどうぞ。








沖田は次の非番の日、美桜の家に向かった。


庭掃除をしていた美桜は現れた沖田に顔が華やいだ。


「こんにちは、美桜さん」


「沖田様、来てくださったのですね」


「その沖田様って止めてくれない?名前がいいんだけど」


「では…総司さん」


「うん。それでいい」

沖田は微笑む。


「今日は千鶴さんは見えないんですね」


「うん、あのコも色々忙しいから。

僕だけじゃ駄目だった?」


「いえ、そんな。あ、お茶を煎れてきますね」


沖田は縁側に腰かけた。



庭には様々な植物が植えられていたが

一際大きな桜が1本があった。


蕾は大きくなり、所々開花していた。



お茶を持ってきた美桜としばらく庭を眺める。


「美桜って…いい名前だね」


「父がつけてくれました」

照れくさそうに美桜は微笑む。


「君に良く似合ってる」

沖田の笑顔に美桜は恥ずかしそうに俯いた。



半刻ほど、他愛もない話をして沖田は美桜の家を去った。


たまに訪れた沈黙も居心地の悪いものではなかった。



「そうか…あの娘が桜に良く似ているんだ」


少し儚げな雰囲気も漂わせる美桜は

花に例えるとすれば桜が似合う。



沖田は今日の美桜とのやりとりを思い返していた。

柔らかな陽射しが沖田を包んでいた。











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第4話が長くなりすぎたので、途中で切りました。

なので第4話は短めとなっています。

切ってしまった分、淡白な第4話となりましたm(__)m






みふゆ