今週は、子育てにおける「親の機能」について考えていこうと思います。


まずは、バックナンバーからお読みいただくと、話がよりよく理解できます。

1・養う

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10327972638.html


2.愛する

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10280864817.html


3.社会のルールを教える

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10327999972.html


4.自立させる

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10328079800.html




今回は、「自立させるために親がすること」についてお伝えします。


子どもを自立させるために親ができることを

一言で表すとしたら・・・・・・

「可愛い子には、失敗させろ」


だと思います。


人は、成功よりも失敗によって多くを学びます。


そもそも脳の構造がそうなっているんです。


赤ん坊の脳細胞は、細胞同士がたくさんのコードみたいなものでつながっています。

不必要な回線ともつながっているため、

その状態では、体を正しく動かすことはできません。


それが、失敗を繰り返すことで、

この神経細胞とのつながりは必要ない、

と切られていきます。


そして、本当に必要な神経細胞とだけ、つながっている状態になる。

すると、正しく体の操作ができるようになるのです。


つまり、

脳は失敗しないと、正しい回線ができあがらないようにできているのです




矢野家のエピソード。

(2009年8月に書いた記事なので、当時のことです)


先日、川遊びに行ってきました。

4歳の長男が、川の中を石から石へと跳んで遊んでいます。


「落ちるだろうな」


そう思いながら、私は息子を見守っていました。



落ちると分かっているのに、止めもしない。

気をつけなさいよ、と注意もしない。


ただ、落ちた時に助けられるように、近くで見守っていました。



落ちても背が立つし、流れも激しくないので、危険はありません。

怪我をしても、せいぜい擦り傷切り傷です。


ならば、失敗させたほうがいい。


失敗すれば、

どうして失敗したのか?

今度はどうやれば上手くいくか?

を学ぶことができます。



もし、親が、危ないからと、

子どもから失敗する機会を奪ってしまったら、

子どもは学ぶことができません。


失敗しなければ、

成功することも、成長することもできないのです。




案の定、息子は、不安定な石の上でバランスを崩して、川の中に落ちました。

ズボンまで、びしょ濡れになって泣いています。


私は、ただ「大丈夫?」とだけ、訊きました。


すると、息子は、「だいじょうぶ」と言って、また石の上を跳び始めました。



子どもが失敗したとき、怒ってはいけません。


「大丈夫?」


ときけばいいだけです。


失敗したことを一番気にしているのは、子ども自身です。

子どもは十分に反省しているのです。


だから、大怪我をする危険がない場合は、怒ったり強い口調で注意する必要はありません。


ただ「大丈夫?」と、

怪我のないことを確認し、

助けが必要かどうか尋ねればいいのです。


そうすれば、子どもは自ら再チャレンジします。


怒られてしまったら、

やる気をなくしたり、委縮してしまって、

再チャレンジしないです。



さあ、可愛い子には、たくさんの失敗をさせましょう。


親であるあなたがすることは、見守ることだけです。


それが、子どもを自立させることにつながります。




定員は各回とも、東京30名、大阪24名 です。

5月の東京は、募集開始2日で、すでに21名様お申し込みをいただいております。

ありがとうございます。


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