今週は、子育てにおける「親の機能」について考えていこうと思います。


まずは、バックナンバーからお読みいただくと、話がよりよく理解できます。

1・養う

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10327972638.html


2.愛する

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10280864817.html



子育てにおける親の役割

1.養う

2.愛する

3.社会のルールを教える

4.自立させる


今回は、「社会のルールを教える」です。



3.社会のルールを教える


これがいわゆる「躾(しつけ)」というものです。


躾は、子どもが社会で生きていけるように、社会のルールを教えることなのです。


親に都合のいいルールに従うようにさせることが躾ではありません。


○○家でしか通用しないルールを強要することでもありません。


あくまで、一般社会で通用するルールを守るように教えることです。


大人になって苦しむ人の多くは、

自分の家でしか通用しないルールに縛られています。



たとえば、


どんなことでも親の命令には絶対に従わなくてはならない。

怒ったり、不平不満を言ってはならない。

自分のことより、親のことを優先しなければならない。


これらのルールを社会に出てからも守ってしまうと、

自分の意見の言えない人に従うだけの人生、

自分を犠牲にして他者に利用される人生

になってしまいます。



また、逆に過保護

つまり「お前は何もしなくてもいい。何もしなくても私(親)がやってあげる」

というルールの中で育てられると、


社会の中では、自分でやらなければならないことがほとんどですので、

一歩家から出たら、何もできなく、引きこもりやニートになります。



では、絶対守らなければならない社会のルールとは何か?


それは、次のようなことではないでしょうか。


他人を傷つけない。他人の物を盗まない。

交通ルールや法律は、そのためにあります。



我儘ではなく、自分の意見を言う。

自分の意見を言わなければ、人生は思うとおりになりません。

自分の意見を言うことは我儘ではない。

自分の意見によって、よりよい案が生まれることになる。



自分と他者、両者の利益を守る。

他者のために、自分を犠牲にしてはいけない。

自分のために、他者を犠牲にしてもいけない。

自分の利益と他者の利益、両方を考えて行動しよう。

そうすれば、みんながハッピーになれるよね。



他人と協力しあう。

自分一人でできないことも、誰かと協力し合えば、できる。

そして、自分一人でやるより、みんなで協力しあってやる方が楽しいし、

喜びをみんなで分かち合うことができるぞ。



相手を思いやる

相手に優しくすると感謝してもらえる。

感謝されるって嬉しいだろ?


それに、人の喜んでいるのを見てると、

こっちまで嬉しくなっちゃう。


ママとパパが笑顔だと

きみも嬉しいだろ?



相手と自分の違いを認める

誰かが自分と違う考え方や価値観を持っていたとしても、相手を責めない。

自分が周りの人たちと違う考え方や価値観を持っていても、自分を責めない。


自分と相手が違う考え方や価値観を持っていても、

それはどちらかが間違っているのではない。


ただ、自分と相手とは違うのだということを認める。


そして、違いを認めた上で、共有できる部分を探る。

あるいは逆に、相容れないものがあることを知る。


世の中には、いろいろな人がいる。

いろいろな生き方がある。

だから面白い。



なんか、書いているうちに、深くつっこんで書きたくなってきました。

それは、別の機会にゆずることにします。

まずは、「4つの親の機能」を完結させますね。


というわけで明日は、「自立させる」についてです。




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