「高原も露地栽培の育苗がはじまります」
桜前線は、関東まで来ているようですね。
播種の季節になりました。
信州は、春になっても遅霜があるため、露地栽培の定植は一般に5月連休前後からはじまります。
そのため、育苗は3月末から4月当初からはじめられます。
ハウス栽培の育苗は、昨年末から進んでいますが、高原地帯の年度初めのまとまった納品で、連日、育苗培土への育苗資材の混合をしています。
混合の特注ですが、育苗培土は生産者さんの好みで、2メーカー5種から選ばれています。
肥料の量、物理性、作物の種類、時季も考慮され、潅水量のタイプ(多い方と少ない方)も選択の違いになります。
育苗は、培土の違いだけでなく、育苗トレーへの土の詰め方によっても生育に影響があるので、注意が必要です。
平らに詰めたようでも、潅水をすると、土の締まり方が分かります。(写真上)
微妙ですが、物理性や、肥料の量などが変わることになります。
約1か月、毎日の潅水の積み重ねがありますので、違いが大きくなることもあります。
大量の育苗を能率よくするための播種機もあります。
培土を詰める作業と潅水が一連で行われる時に、土の詰めムラがあらわれることがあります。(写真左)
何を重視して育苗の方法を選ぶかは、生産者さん個々の選択…。
それが、生産者さん独自のノウハウになります。
弊社の育苗資材を混合した培土を比較すると、葉色や全体の揃いが歴然とあらわれます。(写真右、ハクサイ)
この左側のいきいきとした苗は、畑に定植すると、馴染みがよく、根を順調に伸ばして生育をはじめます。
収穫まで順調に生育した作物は、収穫も早く、低農薬、高品質栽培が可能になるのです。
ちなみにハクサイでは、「ハクサイ根こぶ病」と「ハクサイ黄化病」の軽減効果がデータで確認されています。
「 苗半作」と言われますが。育苗は半作以上に大切なステージです。
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