ハイチとチリの大地震から出てきた阪神淡路大震災の疑問! | はちまんMatsuiコラム

はちまんMatsuiコラム

一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

ID:yqy414

松井秀夫のブログでセミナー
 


ハイチとチリの大地震から出てきた阪神淡路大震災の疑問!

滋賀県 近江八幡市 東近江市 安土町 マツイホウム 一級建築士日記

私はハイチとチリの大地震から日本で言われてる


阪神淡路大震災での被害の原因について疑問

感じてしまったのです。


ハイチとチリの地震の内容につきましては3/28に

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10489771494.html


その実際の模様(写真)につきましては3/29に

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10489771606.html


ブログさせて頂きましたが


チリの大地震とハイチの大地震での死亡者数(チリ:802人ハイチ230,000人)の大きな違いは目を引きます。


ただ、ハイチとチリでの一番の違いは震源地が浅いか遠いか耐震基準の有無でした。


特に直下型といわれるモノの被害が大きく死亡者も多い事は大事な事実です、この点で言いますと以前、直下型で起こった中国の地震でも27万人が亡くなっておられます。


そうしますと、被害が大きくなる地震はマグネチュ-ドの大きさよりも、震源に近い直下タイプの地震なんだという事になってきます。


しかし、阪神淡路大震災におきましては震源に近い高砂市とそれより震源から遠い神戸市とでは、震源に遠い神戸に大きな被害が出ています


となりますと必ずしも震源に近いから被害が大きくなる・・・とい言う事には疑問符が付くわけなんです。


それと、阪神淡路大震災以後に、この地震よりも大きな地震が起こっていますが、人口密度など余り大きくないところが多かったせいもあるかも知れませんが、甚大な数の死亡者は出ていません建物の倒壊も少ないですね


この人工密度から言いますと、耐震基準のあるチリから考えますとチリが日本の耐震基準の半分程度と言われてますが


チリの人口密度が22人/km2で日本の人口密度が336人/km2ですから日本が約15倍高いわけです


阪神淡路大震災での死者が約6500人ですから6500を15で割りますと433人になり、チリの死者数が802人ですから、大体半分になります。


するとチリの耐震基準が日本の半分程度となりますから、妙に数字があってくるわけです


ならば直下型の地震である阪神大震災の死亡者数と人口密度から見ると震源が離れている


チリの地震の死亡者の被害が同じくらいという事になって来ます。


ならば、阪神淡路大震災での死者数は直下型であるにもかかわらず、被害は抑えられている


という事になります。


また、震源地に近い高砂市より神戸の方に大きな被害が出ている事には、チリやハイチの震災の現状を伝える英語の画面を見てまして神戸などには写真の様に壊れる様な建物があったという事か・・・なんて思いました時に、


そういえば神戸は大空襲にあったところだというい事を思い出しました。


ですから、構造的に見てハイチにある様な建物とそう変わらない作りの建物が、戦後の復興してきた中で、まだまだたくさんあったのではないかと思ったわけです。


この事実が震源地から遠くても多くの建物の倒壊による死亡者を多くしたのではないか阪神大震災以後に日本でこの時以上の大きな地震が起こっていますが、甚大な人的被害が出ていない事の理由になるのではないかと思ったわけなんです。


震災当時、日本の在来工法や伝統工法の家が多かったから、被害が多く出たという見解が多く出され、これまでの日本の建物の技術や工法は耐震からはずされて、無視されていますが


阪神大震災の神戸が大空襲のあった場所あったという履歴を考慮せずに見たままで決めつけると誤認逮捕の様な結果を後で招くのでは・・・・・と思うわけです。


それどころか、これまでの日本の建物の技術や工法ももっと研究調査して地震対策に利用すべきではないでしょうか


ハイチやチリの現地からの報告を見て検証しますと古くからの日本の建物は基本的に地震の事も考えた作りになっているという事が言えると思うわけです


連綿と続いて来た日本の文化は素晴らしいと私はあえて申し上げたいのです。


もっと日本人は自国の文化の素晴らしさ、内容が高度で最新のモノが昔からある事に気付くべきと思います。


この前もヂィスカバリーチャンネルのTV番組でサンアンドレアス断層を持つアメリカの最新技術のサイエンス番組がありましたが、


なんとその原理は日本の伝統的原理と共通するそんな内容であったので驚いています


古くて新しい・・・そんな文化が日本にはあるという事ではないでしょうか


ですから日本の伝統文化を簡単に葬ってはいけないのですね。


そこには私ども日本人が気付いてないだけで世界が必要とするそんなモノが、私たちの在り来りの中に眠っているわけなのですから・・・


その意味で私たちは素晴らしい宝物の中でその価値を知らずに生きているのですね


ではまた、ドキドキニコニコ 最新のブログへ⇒


ひらめき電球関連ブログクラッカー

大地震を経験した日本でハイチやチリの地震報道が少ない?3/29

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10489771606.html


チリとハイチの大地震があっても誰も言わない日本の不備3/28

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10489771494.html


鶴岡八幡宮の大イチョウが倒れた事で気付く神社のイチョウ3/20

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10482817995.html


.