琵琶湖の恵みと八幡瓦
琵琶湖の河川にできる藻を刈って、利用すると
儲(藻)かり(刈り)まっせ!
瓦の原料の瓦土!この土の良質なものが取れたので産地と呼ばれるわけですが、
近江八幡は父(松井種治郎)いわく、線路(JR東海道線)から、琵琶湖までの間の土地は良い瓦土が採れるところだったと言います。
八幡瓦の瓦土を他の地域の瓦業者が買いに来ていたそうです。そして、自分たちの店の看板に「八幡瓦土使用!」の一文を付けて販売していたそうです。
そんな時があったんですね!
この瓦を造る元土は田んぼから採取されています。その田んぼは良い米が取れるように、田んぼの土を掘りとって、そこに琵琶湖のヘドロ土(湖周辺や河川より採取)をいれていたそうです。
![近江 マツイホウム 一級建築士日記-kitanosyou](https://stat.ameba.jp/user_images/51/d2/10121727853.jpg?caw=800)
祖父の松井秀二郎は琵琶湖の湖上交通を使って、京都までアノ有名な過っての水路=インクラインを使って、京都の瓦屋さんからの注文瓦を生産し卸していたそうです。
ですから、何十年も前から、今で言うOEM生産(相手先ブランド製造)をやっていたんですね。ですから地元だけでなく、京都という市場でも多く使われていたわけです。
もし船での運搬手段がなかったら、トラックも道路もないのですから、大量に運べませんし、八幡瓦というブランドも起こらなかったかもしれませんね。
関連ブログ
琵琶湖の水運と八幡瓦
琵琶湖の恵みと八幡瓦、
琵琶湖の恵みと大地の恵みと八幡瓦