こんばんわ。
どんなスポーツでも試合、トレーニング前にはウォーミングアップ(以下、W-up)をします。
でも、何故W-upをするのでしょうか?
身体を温めるためでしょ
怪我をしないためでしょ
多くの人がそう答えると思います。
この答え
もちろん、正解です
もう少し具体的にW-upの役割についてお話します。
W-upによって、身体は・・・・
脳から筋肉への命令(伝達)がスムーズになり、筋肉に血液が集中して、多くのエネルギーを生み出せるようになります。
これにより・・・・
・筋肉の動き(伸び縮み)をスムーズにしてパフォーマンスを高めることができる。
・怪我の予防となる
・トレーニングの効果を高めることができる。
でも・・・・
W-upで、ただ身体を温めても思うように身体は動きません。
W-up中の意識が大切です
練習、試合に向けての心の準備をしたり、自分の状態(調子)を把握したりしなければなりません
では、陸上競技(短距離)のW-up方法(手順)を説明します。
①軽めの体操とJog
体操もJogのダラダラはダメ
ここで、集中できるかできないかで、その後のトレーニング、試合に影響してきます。
体操は大きく、リラックスしてやりましょう。
Jogは呼吸、姿勢、軸、重心移動、着地、腕振り、地面からの反発を意識する。
Jogでは、途中にスキップなどいれると効果的に身体が温まります。
私の場合(現役時)トラックを1周歩いた後、Jogを2周していましたが、この時に身体のバランス、モチベーションなどを確認し、予定していたトレーニング内容、負荷が身体の状態とあっているかを身体に問いかけ、確認してました。
合っていなければ、練習内容を変えたり、セット数を増やしたり、減らしたりしていました。
今思えば、かなりの集中力をここから使っていたんだなぁ~と思います。
②ストレッチ
関節の可動域を広げたり、筋肉の働きを高めるために行います。
しかし、ゆっくりと筋肉を伸ばす静的ストレッチ(スタティックストレッチ)をやり過ぎると、パフォーマンスが低下することが研究でわかっています。
その理由は、静的ストレッチは筋肉を伸ばしきってしまい、筋肉が「伸びきってしまったゴム」の状態になってしまうからです。
伸びきったゴムのような筋肉は、弾力がないために高いパワーを発揮できません。
伸びきったゴムと弾力のあるゴムを伸ばして、飛ばした時に遠くに跳ぶ方は、もちろん弾力のあるゴムです。筋肉もこれと同じです。
W-upでは、伸ばしたい筋肉の反対側の筋肉を収縮させて、動かしながらストレッチをするダイナミックストレッチが効果的です。
東松山陸上スポーツ少年団では、既にW-upのストレッチはダイナミックストレッチを取り入れています。
ですが、関節が極端に動きにくかったり、動作の改善を妨げていたりする場合は静的ストレッチスタティックストレッチが有効です。
③スプリントドリルと流し
スプリントドリルは専門練習で行うこともありますが、軽めのドリルと流しをW-upに取り入れます。
動かす筋肉、骨、軸、重心移動、姿勢、地面からの反発を意識し、いよいよメイン練習、試合を迎える心の準備ができます。
集中力を更にここで、高めましょう
W-upで足りない技術トレーニングは、専門練習で補充します。
より高い技術トレーニングを専門練習では行います。
W-upは、しっかりやりましょう
もちろん、クールダウンもね。