こんばんわ。
足底筋膜炎は中・長距離の選手、偏平足にも多い怪我と紹介しました。
※生まれつき偏平足の場合、該当しません。
なぜ、中長距離選手に偏平足の人が多いのか?
足の裏には非常に重要な役割を持っているアーチと呼ばれる部位があります。
そして足裏は“第二の心臓”とい言われています。
足の裏のアーチは大きく分けて3つ。
内側縦弓(ないそくじゅうきゅう・・・内側のアーチ
外側縦弓(がいそくじゅうきゅう・・・外側のアーチ
横足弓(おうそくきゅう・・・・・・・横のアーチ
これらのアーチの中で最も重要なのは内側縦弓。
土踏まずです。
土踏まずが下がった状態が偏平足
足の裏のアーチ(足底筋膜)は、橋の石造アーチ橋の構造と似ています。
(足の裏のアーチを形成している骨がアーチ橋を形成している石垣。)
この構造にあるからこそ、足は体重をしっかりと支えることができます。
【足の裏のアーチには大切な役割】
足は母指球、小指球、かかとの3点を支点として、多くの筋肉や帯により支えられたアーチ構造をしています。
この構造により体重を支え、荷重の時にかかる体重を適切に分配します。
また、足の裏のアーチ(足底筋膜)はその優れた柔軟性により、平坦になったり(緊張したり)元に戻ったり(緩んだり)しながら荷重時の衝撃を吸収します。
中・長距離選手はアスファルトなど硬いところを走ることが多く、繰り返し衝撃が加わることでことでアーチに負担(疲労)がかかり、硬くなります。
足底筋膜の柔軟性が失われてくると、アーチが下がってきます。
そして、今までより、足裏のアーチが下がってきた場合、黄色信号です。
アーチが下がってくると・・・・
荷重を分配することができず、荷重が偏る。
足底筋膜の柔軟性がないため、衝撃を吸収できなくなる。
荷重が偏ると、アンバランスな動きになり、これが繰り返されること身体にストレスがかかります。
アンバランスな動きによるストレスと衝撃が吸収されないことが続くと次のスポーツ障害が起こる可能性があります
①足底筋膜炎
②シンスプリント
③疲労骨折
④アキレス腱痛
⑤その他(膝、腰)
繰り返しますが、アーチが下がってきたら、要注意です。
アーチが下がってきたときは、疲労が蓄積されているサイン。
青竹踏みやゴルフボールを踏んで、アーチ(足底筋膜)をマッサージをして適切なアーチを保ちましょう!
適切なアーチを保つために青竹踏み。
コーチの高校は、ダウンで青竹踏みをしていました。
今から、25年前です。
青竹踏みの効果は・・・・
<血流がよくなる>
足裏の筋肉は心臓から最も遠く、血液が一番流れにくい場所。
凝り固まった筋肉をほぐすことで血液が流れ出し、老廃物を出します。
<足のむくみの解消>
足裏のリンパを刺激することで足に溜まった老廃物を流し、むくみを解消。
<冷え性改善>
足裏を刺激することで体中の血液が流れ、冷えを改善します。
<疲労回復>
足裏の筋肉がほぐれることで、血液中の酸素濃度が高まるとともに乳酸も流し出します。
練習後にやる意味は、ここにあります。
青竹踏みの効果を理解してやるのとやらないのでは、疲労回復の度合いは違います。