以前、「楽しい夏休み・・・でも夜更かしは禁物です」という記事を書き込みました。
夜更かしは、睡眠不足による集中力の低下、怪我、肥満、体重増加、疲労の蓄積などなど・・・・
アスリートにとっては、「百害あって一利なし」です。
日々のトレーニングの疲労は食事と睡眠により回復します。
疲労の蓄積は・・・・
慢性疲労症候群という生活習慣病に陥ることもあります。
運動により筋肉の修復(回復)は一般的に48時間かかると言われています。(この為、筋トレは1日置きに行うと効果的とされています。)
しかし、通常の部活(トレーニング)は1日置きではありませんね。大抵、週4日~5日ではないでしょうか?
つまり、1日置きのトレーニングなら筋肉は回復しますが、週4日以上となると筋肉が完全に回復しない状態で練習をしているので、疲労が蓄積されます。
夜更かしなど不規則な生活をしていれば、疲労はどんどん蓄積されていきます。
歩くリズムは走るリズム
走るリズムは生活のリズム
この言葉の通り、日々の食事、睡眠、ストレッチやマッサージが大切です。
疲労が蓄積されれば、当然パフォーマンスは低下します。
パフォーマンスが低下すると・・・
アスリートの心理として、
「練習しているのに・・・記録が伸びない・・・ 結果がでない・・・・」
焦るばかりです。
「もっと練習しなきゃ!」
練習しても結果が出てこない・・・
そして、練習意欲もなくなり、競技に対する意欲もなくなり・・・・
競技をやめてしまう。
競技をやめるだけならまだ良いのですが、最悪の場合「うつ病」になることもあります。
この負のスパイラルが「慢性疲労症候群」
慢性疲労症候群に陥りやすい選手は優秀になればなるほど多いと言われています。
記録が伸びてくると選手も指導者も練習量を増やせば記録はもっと伸びるはず。
逆に記録が伸びないのは練習量が足りないと思ってしまう。
この考え、実は非常に危険なことなんです。
練習すれば、記録は伸びるとは限りません。
よく見る光景ですが、試合結果に満足がいかず、「説教」している部活動の先生方を目にします。
悲しくなり、選手が哀れでありません。
選手は結果を出すために日々規則正しい生活をし、練習に励み、指導者を信じて頑張ってきたはずです。
結果が出なかったことに、選手は悪くありません。
選手が結果を出せなかった責任は、指導者の責任だと私は考えています。
選手の心理状態を把握し、トレーニングメニューを考え、実施させているのは指導者なのですから・・・
トレーニングと休養、そして選手とコミュニケーションをとり心理状態、考え方を把握して、指導者は選手を目標に向けて導いていくべきものと私は考えています。
選手が結果を出せなかった時は指導者の責任。
選手が結果を出せた時は、選手の努力の賜物。
高校3年生の時、インターハイ4×400mR優勝候補の一角に挙げられていました。
でも、結果は準決勝敗退。
一喝されることをメンバー全員が覚悟していました。
「すまなかった。先生の責任だ。ごめん。」
この恩師の言葉に救われ、一流ではなかったけど、高校卒業後も競技に対する熱意、意欲を失うことなく、28歳まで現役を続けらました。
今は現役ではないけれど、東松山陸上スポーツ少年団の子ども達から元気をもらいながら走っています。