サミュエル・L.ジャクソンの次の餌食はクリスティーナ・リッチ | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

 『Snakes on a Plain』『スネークフライト』
という邦題らしいです。なんか別の映画みたい)
といえば、劇場でその予告がかかっただけで大爆笑が
巻き起こったこの夏一番の馬鹿映画であったわけで、
しかも物量宣伝が功を奏したのか、全米初登場1位を記録!


SNAKES

猛毒を持った世界中の無数の蛇たちが機上で大暴れ!
みんなのヒーロー、サミュエル・L.ジャクソン
アイス・キューブと共に果敢に蛇たちに立ち向かう!
みたいな映画だ!ってごめんウソです!
アイス・キューブは出てません。

トイレでファックしているカップルにがぶり!
寝ている老婆にぐさり!
トイレで放尿しようとした男のちんぽにがぶっ!

いや、面白かったです。
でも、もっと馬鹿に徹した出鱈目な、最後まで爆笑が
絶えなくてへその上でお茶を沸かせるぐらい馬鹿な
映画だと思っていたのに、ひょっとしたらL.ジャクソン
こそ蛇みたいな顔してるし、宿敵の巨大ヘビ・ジャクソン
が登場して、もうとんでもないシャングリ・ラな
クライマックスが観られるのではないだろうか?!
と、一人でどきどきはあはあしていたのですが、
笑いのピークは中盤で、脚本もないようでちゃんとあって、
後半はわりとシリアスなトーンで普通に乗客たちの行末が
どうなるのか見守ってしまいました。


JACHSON



でも、L.ジャクソンの貴重なサーフィン・シーンも
見られるしね!
THE SOUNDSの馬鹿なクリップも流れるし!

そして、先日劇場で予告を観てびっくりしたのですが、
L.ジャクソンの来年公開の最新作はまたしてもSNAKEだ!
タイトルはずばり、

『Black Snake Moan』

http://www.countingdown.com/movies/3728400


BSM


舞台はテネシー。
フッカーばりのアバズレ・ビッチ=クリスティーナ・リッチ
が瀕死の重症で道端に倒れていたのを、ブルース・マン=
L.ジャクソンが発見し、家に連れて帰って介抱して
やりました。
さすが、ジェントル。
と思いきや、リッチ、目覚めたら手錠かけられてるし!
鎖で縛られてるし!
なんですかこれー!!監禁状態!!!
「お前の性根を叩きなおしてやるぜ、ビヤッチ!!」
ああ、この黒蛇にだけは会いたくなかった・・・。
そんな風にして、リッチの悪夢の日々が始まるのであった。

予告観て、びっくりしたのが、まさかヒロインが
クリスティーナ・リッチだとは全然気が付かなかった
ということ!!


RICCHI

 
クレジット出るまで分からなかったさ!!
だって、ビジョー・フィリップスだと思ったぐらいで!!
いやあ、化粧と髪型とファッションのせいでも
あるのですが、別人みたいに痩せましたねえ!
いや、これは凄いぞ!人間って凄いよ!人間ってなに!
みたいな変貌ぶりに唖然騒然。


RICCHI

クリスティーナ・リッチは、このキャラクターの
役作りのためにブリトニー・スピアーズや
ジェシカ・シンプソンをモデルにしたとのこと。

うん、間違ってないと思います!