遅い夏休みをもらいました④ 2日目 | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

2日目 10:00
海でのんびりしたいンですよ、文庫本をのんびり読みたいと思いましてね。浅田次郎の文庫本を2つ持ってきてるし。
「分かりました、だったら送りますからバスにどうぞ」、いやいや、のんびり自分ペースでやりたいっちゅーねん!オーナーのおっちゃん、放っとけっちゅーとろうが!
やっぱ山だけじゃなく海にも近かったのね、5分でこういうトコに連れてこられて。プロセスは別として、あ~やっぱいいねぇ。
バスから降りた途端に強い潮の匂いが鼻を刺してね。このいい天気と朝から高くなってる気温もそうなのか、めちゃくちゃ気持ちいい。天気っつーか日差しだよね、まだ5月なのに完全に夏のモノだし。
コレはいいわぁ。いい感じに日焼けするわぁ。色白男のコンプレックスを払拭してくれるような日差しよ、モロモロで気持ちいいぜぇ。
天功組のツアー時でもそうだったけど、旅のお約束で朝メシが美味くってね。野菜中心にガンガン食いまくってさ、結構満腹だったのね。満腹な時はタバコが欲しくなるモンだ。海岸の休憩所っぽい屋根の下でたむろってる地元のジィさんたちに聞いたよ、この辺りじゃドコでタバコ吸えばいいンスかね?
「ガハハ!タバコなんざドコでも吸えばいいわ!吸殻なんざ勝手に捨てりゃいいンだ!」、…地域性ってコトで。もちろん俺はそンな地域性にゃ迎合しねぇけどさ。携帯灰皿持っててよかったね。
浜辺にゃ走り回る親子がいる、海にゃ小さい(とおぼしき)船がいっぱいいる。更にその奥にタンカーみたいなデカい姿も見える。
いいねぇ、つくづく海だねぇ。ホントにのんびりするわぁ。ビーチに長イスがあってさ、ソコにゴロンと。あぁ、いい日差しだわぁ、休日に相応しい日差しだわぁ。
そういうコトだよ、こういうモノを俺は望ンでたンだよ。こういうのんびりする時間を俺は忘れてたンだよ。1年以上、ず~っと仕事三昧だったモンな、儲けにもなンねぇ仕事に常に駆けずり回ってたモンなぁ。休むって発想自体を持てずにいたンだよなぁ。
やっぱね、人間休むコトも大事なのよ。体が大変なのはまだいい、だけど精神的に大変になると全てが立ち行かなくなるからね。俺が潰れたら会社が潰れンだ、俺が倒れるワケにいかねぇンだ。倒れないためにも、自主的に倒れるコトが必要なのさ。
昨夜は慌ただしくさせられて全然癒されなかったけど、ココでいい癒しをもらったかな。
で、その代償ってぇンスかね、トシちゃんが歌うトコのNINJIN娘になっちまったぜ。いやさ、気持ちいいモンでTシャツ脱いで寝っ転がっちゃったモンで。読ンでた本を持ってらンなくなってさ。気が付いたら2時間経ってたっていう…。
そうね、昨夜はたっぷり寝たとは言えだ、その前に全然自分ペースにさせてもらえなかったし。精神的な睡眠不足を解消してもらえなかったってコト。のんびりしてたらさ、そらぁ寝るわな。
あ、コレは夕方ンなってこうなってたって姿であって、昼からその夕方までの流れもあったワケさ。その辺りはまた明日。…もう昨日帰ってるのに、このシリーズっていつまで続くのやら。