復帰間近の稽古場で心が動きました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

いよいよですな、いよいよ公演が近付いてきましたな。あ、この"いよいよ"ってのは本番がって意味じゃなくてさ、稽古が始まったねって意味でさ。正確に言えばね。
江藤博利率いる「やっちゃいました劇団」、10年くらい振りの再旗揚げ公演を打つとか。江藤さんも元はこの劇団を軸にした活動をしてたのかな、少し大きめの小屋で結構短いスパンで公演を打ちまくって。
で、この劇団の活動を休止。ソコで新しく旗揚げしたのが、俺も参加した10'の座アバウトだったってのが今までの流れ。
ハイハイ、座長は相変わらず元気ですわ。
一応、面識のある関係ってコトで、アバウトで共演したかつての仲間も多数参加してるってコトで。今日は雨ン中を稽古見学にお邪魔したってワケさ。まぁ、俺の目指す方向とはかなり違う芝居だけどね、やっぱ相変わらずのベタベタな昭和ギャグの舞台だけどさ。
だけどそンなこたぁどうでもいい、活動再開を目論む俺はさ、とにかく稽古場の空気が吸いてぇンだよ。色ンな芝居の色ンな演出さんから学びと刺激が欲しいのさ。
ま、招かれざる客としては手ブラってワケにゃいかねぇ、軽く差し入れ的なモノを持ってね。ウチの会社で扱ってるモノだけど(アレコレ悩む時間もなかったし)。ま、そンでも喜ンでくれたからよかったンじゃね?
いっぷく堂さんの見学でもそうだけど、そういう時ってのは手土産が必要なモンよ。もちろん強制されるワケじゃねぇけど。だけど初見の役者さんもいるしね、今日もそうだったし。やっぱ挨拶代わりってヤツはあった方がいいわね。
だけどナンですよ、やっぱ稽古場ってのはいいね。忘れてた感覚ってワケじゃないけどさ、普段何かやってても「コレって芝居の参考になるな」みたいな発想はあるけどさ。だけど実際にこういう場にいてだ、その発想を活かすのはまさにこの場なンだよな、って。
コレまでの修行の成果を早く芝居に使いてぇなぁ。営業だってイライラだって、全部芝居の肥やしになってるハズだからね。つくづく羨ましいぜ。
残念ながら今日は出演者全員は揃わずに。だけどまだ始まったばっかなンだろうな、見た感じ。稽古も流れをざっと確認してたようで。
ホントはさぁ、揃ってないのは折り込み済み、「マサル子、台本貸すからちょっと代役に入ってくれよ」みたいなのを期待してたのね。全体のジャマをしないレベルで演らせてもらいてぇ、って。そのくらいの調整が出来るから、って。
そうね、タイミングが悪いわね。短い稽古期間ではあるけど、まだ流れを確認してる序盤戦。そういうコトが言えるのは少なくとも今日じゃなかったな、もう少し経ってから、3日後くらいだったかな。
ま、あたしゃ客でしかありまへんからね。ジャマになンないように座布団に座ってるだけですわ。悔しいけど。っていうかさ、畳の和室でダンスシーンの稽古って大丈夫?おっと、ネタバレになっちまう。
で、早めの稽古終わりで飲みに行って。やっぱアバウトメンバーって格好で。気ィ使わせちゃったとか?だけど俺は稽古を見に来たンだからさぁ、時間いっぱいまでやろうぜ?1時間も前倒さなくてもよくねぇか?いや、飲みは飲みでいいンスけどね。
いやぁ、ストレートに楽しかったねぇ、1度共演した仲間ってそういうモンなンだよね。この画像でも伝わるンじゃん?「マサル子、オマエ次は出られンのか?」、座長から薄っすら打診いただきました。
多分大丈夫だと思うけど、…だよなぁ?出たいのは山々だけど、かつてのように毎日稽古のために都内に通えるのかな?いっぷくさんもそうだけど。実際に目の当たりにするとブランクのせいか、そうしてもビビりますわなぁ。いや、だけど俺も芝居してないと生きていけない体だから。