「 GO 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " GO "


監督 行定勲
原作 金城一紀
脚本 宮藤官九郎
音楽 めいなCo.
出演 窪塚洋介
   柴咲コウ
   大竹しのぶ 
   山崎努
    山本太郎
    村田充
    キム・ミン
    萩原聖人


日本の高校に通う洋介は
日本で生まれた
いわゆるコリアン・ジャバニーズ

バスケ部の奴らは
差別を込めてこう呼ぶ
"在日"

洋介は切れると
めちゅくちゃ強い

 でもこれは
 喧嘩列伝ではなく
 洋介の恋愛に関する物語


 3年前

不良タワケ先輩にそそのかされて
スーパー・グレイト・チキン・レース
クルパーこと洋介は根性を見せた

たが
警察に補導される

迎えに来た父努
洋介をぼこぼこの半殺し
母しのぶは号泣

警官もびっくり
洋介は釈放
家裁逃れの愛の鞭?

 でもこれは
 不良列伝ではなく
 洋介の恋愛に関する物語


洋介は父に勝てない
努は元日本ランキング7位のボクサー

在日朝鮮人だった努は
ハワイ旅行のために国籍を移し
在日韓国人になった
$0・・映画toほげほげ-山崎努

父曰く
 国籍は金で買える
 自分で決めろ
 広い世界を見ろ


朝鮮民族中学に通い
タワケ先輩らと送る
ノー・フューチャーな毎日
マスゲームも大嫌い

洋介は結構マジに考えて
韓国籍を取り
日本の高校に入る


 そして3年
結局けんかに明け暮れる日々
24戦負けなし
挑戦者は向こうから押し掛けた

マルコムX曰く
 自衛の為の暴力を暴力とは呼ばない
 知性と呼ぶ
洋介は殴られるのが嫌いなのだ


記念すべき最初の挑戦者充は
広域指定暴力団の親分の1人息子だった

充の折れた鼻は綺麗に整形され
充は元々自分の鼻が嫌いだったので
洋介は指を落とさずに済んだ

それ以来
洋介は充と友達になった


充の誕生18周年のパーティ
ディスコでぽつんとイアホンを差し
古今亭志ん生の「紺屋高尾」を聞く洋介は
ミニスカートの柴咲に話しかけられる

 そうこれは
 洋介の恋愛に関する物語なのだ

柴咲の好きな映画は
「 道 」「 シャイニング 」「恋愛小説家 」
「 燃えよドラゴン 」

柴咲は
かなり変わっている・・・



   名前ってなに?
   バラと呼んでいる花を
   別の名前にしてみても
   美しい香りはそのまま



   $0・・映画toほげほげ-柴咲コウ

   柴咲コウは原作者の指名
   期待通りの演技で
   新人賞を受賞した



  殴られるのは痛いが
  殴るのも痛い

  自分の円を越えなきゃ
  何も掴めない
  どこへも行けない


  僕らを縛り付けるそれらの物は
  恐ろしいほど強力で
  よっぽど早く走らないと逃げ切れない



   おじさんは
   こんな映画を見ると
   30才くらい若返れそうな気がする

   疲れた時に
   元気をくれる映画


   外の世界へ
   行ってみようか


 $0・・映画toほげほげ-窪塚洋介


2001年 日本映画 122分
 ブルーリボン賞 監督賞、助演男優賞、新人賞受賞



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