「 今そこにある危機 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " CLEAR AND PRESENT DANGER "

    clear and present danger = 言論の自由を制限する際の要件


監督 フィリップ・ノイス
原作 トム・クランシー
出演 ハリソン・フォード
    ウィレム・デフォー
    アン・アーチャー
    ホアキン・デ・アルメイダ
    ヘンリー・ツェニー


 カリブ海遠洋
米国沿岸警備隊は不審船を発見
停戦を命じ乗船、最悪の事態を発見する

 CIA本部
情報担当官ジャック・ライアン
カリブ海の惨事の調査を命じられる

 ホワイト・ハウス
ジャックはカリブ海での惨事を大統領に報告
 船室でハーディン一家が殺され、海に捨てられた
 乗組員2人は投降、目下 拘留中
 2人は麻薬密輸組織員
 背後組織はコロンビアのカリ・カルテル

殺されたハーディンは大統領の友人
大統領は
麻薬カルテルは"今そこにある危機"であると明言

 エルネスト・エスコベド邸
 カリ・コロンビア
麻薬組織のホアキンは
ハーディン一家を殺した男を問いつめる
 ハーディンがいくら泥棒でも、大統領の友人
 殺しては まずい

男を問いつめられる男は麻薬組織のボス
ホアキンは強気の参謀
無茶してくれるな、とボスを諌める

その頃
CIA副長官は急進性膵臓癌で入院
ジャックは副長官代理になる

CIA作戦担当副長官ヘンリーはジャックが嫌い
彼を無視し
「相互利益作戦、カルテル撲滅準軍事作戦」の
決行許可を大統領からもらう

 パナマシィ
相互利益作戦という報復作戦を
ヘンリーから知らされるデフォー
政治的にまずいとヘンリーに一応念を押してから
特殊訓練兵12名を要請

 アメリカ
ホアキンは
ジャックの妻キャシーの友人と接触
その友人はFBI捜査官

 FBI本部
ジャックは調査の進展状況を報告
 ハーディンの口座に3年前外国から多額の入金があった
 彼はそれで投資、多大の利益を上げた 
 しかしパートナーには業績不振と報告し
 儲けの6億5千万ドルをかすめ盗った
 パートナーとは麻薬カルテルで
 ハーディンは麻薬カルテルの
 マネー・ロンダリング係だった

 ホワイトハウス
委員会で報告するジャック
 麻薬カルテル撲滅のために
 コロンビアに経済援助すべし
委員会の疑問は
 経済援助で撲滅運動は前進するか
 軍事行動はしないと約束できるか
ジャックは軍を送らないと誓う

 カリブ海上空
コロンビアに向かう軍用ヘリ
デフォーと特殊訓練兵十数名
特殊訓練兵は密林の中に降りる

 ホワイトハウス
ハーディンとカルテルの関係には
まだ確かな証拠がない
大統領は調査のためジャックをコロンビアに送る・・・


  今そこにある危機
  原題は
  CLEAR AND PRESENT DANGER
  明白かつ緊急な危険

  政府筋が強行手段に出る時
  言い訳として使われる言葉

  危険は主として
  国民にとっての危険ではなく
  政治家にとっての危険
  時として危険と言えない些細な事


  応用範囲は広く

  武器を売るための戦争
  内政干渉、首脳の暗殺
  嫌いな国への爆撃
  原子爆弾の投下

  災害にかこつけた増税
  不合理な法案の成立
  政治公約の反古
  原発の再稼動

  などなどなど


  反対語は
  直ちに影響はございません
  こちらは
  本当の危険を無視する時に使われる

   
  レッド・オクトーバーを追え!
  パトリオット・ゲームに続く
   トム・クランシー原作の
   ジャック・ライアン・シリーズ


   政府のご都合主義によって
   引き起こされた危機を描いた
   サスペンス


 $0・・映画toほげほげ-今そこにある危機


1994年 アメリカ映画 141分 製作費6,200万ドル