監督 ジョン・マクティアナン
撮影 ヤン・デ・ボン
出演 ショーン・コネリー
アレック・ボールドウィン
スコット・グレン
1984年11月
ゴルバチョフ政権直前
タイフーン級ソ連原潜がグランドバンク南方に浮上
原子炉損傷の気配を見せ再び深海に姿を没した
乗組員救出の未確認情報もあるが
米ソ両国の政府は ともに こう発表している
"この映画のようなことは無かった"
ゴルバチョフ政権
1985年3月 ~ 1991年8月
前任はコンスタンティン・チェルネンコ
タイフーン
1977年から1985年に
ソ連で建造された世界最大の原子力潜水艦
全長173m
全幅23m
潜航深度500m
乗員160名
弾道ミサイル、20基搭載
グランドバンク
北米大陸東海岸にある大陸棚
水深は25mから100m
ポルヤルニィ水路
スカンジナビア半島北部
ムルマンスクに近いソ連潜水艦基地の北方
寒い冬の日
コネリー艦長を乗せた巨大潜水艦が出航する
英国情報局は
ソ連の最新原潜"レッド・オクトーバー"の写真を入手
タイフーン級に勝ること長さ12m 幅3m
原潜の側方には使途不明のドアがあり
ジャックはその答えを求めてCIAを訪れる
CIAは"レッド・オクトーバー"出港の衛星写真を入手しいてた
米国海軍 "ダラス"
ロサンゼルス級攻撃型原潜
ポルヤルニィ水路の北160Km
ロサンゼルス
1972年建造
全長110m
全幅10m
潜航深度290m
"ダラス"
ポルヤルニィから出た潜水艦をソナー探知
"レッド・オクトーバー"
コネリーと同乗した政治士官は
命令書を開け
今回の任務が艦の性能テスト
特にキャタピラー推進装置の機能テスト
であることを確認する
その直後
コネリーは政治士官を殺害
命令書をすり替える
乾ドック #4
米海軍 造船所
パタクセント、メリーランド州
ジャック・ライアンはスキップ技術開発顧問に
写真を見せ問題のドアが何なのか意見を求める
彼はキャタピラー推進装置の可能性を示唆
磁気水力推進装置
ソナーでも探知できない程静か
米国は開発に失敗
"レッド・オクトーバー"
政治士官の死は事故として処理され
彼が持っていたミサイル管制キーは
コネリーが預かる
"ダラス"
目標の潜水艦の真後ろ4Kmにつき
ソナーにて解析中
タイフーン級、ただし該当記録なし
司令部から新型の情報はない
仮名を"タイフーン7番"とする
潜水艦は真後ろにつかれると
自分のエンジン音の為ソナーで発見できない
"レッド・オクトーバー"
コネリーは今回の司令を伝える
キャタピラー推進にて潜航
米ソ双方の網をくぐり
米国東海岸主要都市に接近
ミサイル演習を行なう
"ダラス"は
"レッド・オクトーバー"を見失う
ジャックはコネリー艦長と一度会ったことがあり
コネリーがアメリカへ亡命を望んでいる可能性を考える・・・
潜水艦がでかい
U・ボートからの技術革新はすばらしい
"レッド・オクトーバー"は架空の潜水艦だけど
何種類かの潜水艦が出てきて
隠れんぼしたり、鬼ごっこしたり
アメリカとソ連の駆け引きがあったり
手に汗にぎる潜水艦サスペンスの傑作
できれば暗い映画館の大きなスクリーンで見て欲しいけど
DVDでも十分楽しめます
1990年 アメリカ映画 135分 製作費3,000万ドル
アカデミー賞 音響効果賞受賞
1990年 日本公開
磁気水力推進装置は
日本でも開発に成功しているが
冷却装置の小型化が難しいため
実験船の開発に留まり
実用には至っていない