proxy = 代理、代理権、代理人
監督 ジョエル・コーエン
製作 イーサン・コーエン
脚本 サム・ライミ
音楽 カーター・バーウェル
美術 デニス・ガスナー
出演 ティム・ロビンス
ジェニファー・ジェイソン・リー
チャールズ・ダーニング
ポール・ニューマン
ビル・コッブス
アンナ・ニコル・スミス
雪のニューヨーク
残り数分で1959年
"未来は今"がキャッチフレーズの
ハッドサッカー産業のビル
その最上階、社長室の窓から
今将に飛び降りようと顔を強ばらすティム
時は戻って
大学を卒業しニューヨークにやって来たティム
職業案内の掲示板を一日睨んで職は見つからず
新聞の求人欄にも新卒募集の文字はなし
低賃金だが経験不要は1社だけ
"未来は今"が売り言葉
業績をぐんぐん伸ばすハッドサッカー産業
ティムがハッドサッカー・ビルに入ったのは
昼の12時きっかり
そのビルの44階か45階の重役会議室で
順風満帆の報告を満面の笑みで聞く
社長ダーニングは
昼の12時きっかりに
長い重役テーブルを駆け抜け
窓から飛び降りる
窓から下を見下ろす
重役の１人社長の右腕ニューマン
重役たちにとっても
社長が自殺した理由は謎
そもそも社長は謎の多い人だった
問題は社長が所有していた社の87%の株
社長には家族もなく遺書もなし
社則では市場に解放する事になっている
つまりこのままでは
一ヶ月後の1月1日に株と経営権は売り出される
それでは誰の手に渡るか分からない
かと言って重役たちに株を買うだけの金もない
ニューマンの考えた唯一の案は
１ヶ月で51%の株を買える金額まで
株価を暴落させろ
新社長は本物のデクの棒を選べ
ティムは郵便係として就職
郵便係の間で恐れられているのは
重役間で交わされる極秘通信ブルーレター
大抵は悪い知らせで縁起が悪い疫病神
新米ティムは逃げ遅れ
ブルーレターをニューマンに届ける役を
押しつけられる
ブルーレターを持ってニューマンのオフィスへ
ティムはニューマンの目に止まる
お前アホのマヌケだろ
優等生で"学校一の成長株"と言われてました
当てが外れて怒るニューマン
でも行動を見る限りどう見てもマヌケ
ティムは棚ぼたで社長になり
笑いが止まらない
株価は暴落
ニューマンら重役も笑いが止まらない
新聞社は謎の新社長ティムを
こぞって敏腕社長と記事にするが
敏腕記者ジェニファーは
アホ面猿顔ティムの正体を暴こうと
彼への接近を試みる・・・
ツタヤさんはSFに分類してるけど
SF的要素はゼロです
時間旅行の話ではない
面白いのに
何故か
興行的には大失敗の
ブラック・コメディ
遊び方が
テリー・ギリアムっぽいから
アメリカ人に向かないのか？
1994年 アメリカ映画 111分 製作費4,000万ドル
LA批評家協会賞 美術賞受賞
ティムの愛人役
アンナ・ニコル・スミス
マリリン・モンローの再来
と、言われたブレイメイト