生前にお墓を建てると「縁起が良くない」「早死にする」とかって本当なんですか?
これはいつも良く言われます。本当に皆さん気にされてるようで何時の時代になってもずっと聞かれるだろうと思われます。結論から先に言ってしまう
と、「気にする必要は無い」という事です。
実際に建てられて長生きされてる方はたくさんいらっしゃいますし、中にはすぐにお亡くなりになった方もいらっしゃるようですが「すぐに死ぬ」という事は考えなくてもいいんじゃないでしょうか。
最近は子供に迷惑をかけたくないとか、自分が入るお墓のことは自分で決めたいという方が増えてきてるのは事実です。そのような方々はお墓を建てたら死ぬとい
うような考えはもっていらっしゃいません。現に私のお客様で15年前に建てられた方で夫婦ともども風邪一つ引くことなく元気ですといわれる方がいらっしゃ
います。
生前墓は寿陵墓とも呼ばれ古代中国に端を発し、道教の「不老長寿」を深く信仰した秦の始皇帝のお墓がその起源といわれています。その後、この風習が日本へも伝わり、聖徳太子が生前にお墓を建てたようです。
逆修ともよばれ生前に自分の死後の冥福の為に仏事ごとをしておくと、新しく生命を
授かり長生きできるといわれています。何よりも死後に慌ててお墓を建てるという事もなく自分が思うようなお墓を時間をかけて建てられるというのが最大のメ
リットかと思われます。
関東や都市部などでは墓地の確保が難しいこともあって生前にお墓を建てられる方が多いようです。
公営墓地は各自治体によっての規則が様々であり、墓地を購入(永代使用権)してから必ず3年以内に建てなければならないという規則があって50代前半で生前墓を建てられた方もいらっしゃいます。
生前墓はお骨が入ってるわけではありませんが、共に歩んできた夫婦が一緒にお墓参りをする事によって安らぎを得られる拠り所とされてる方もいらっしゃいます。
生前墓を建てるメリット