Q
四十九日までにお墓を建てたいと考えていますが、何も分からないし時間も無いので石材店の言いなりになってしまいそうで不安です。
A そうですね、確かに時間がありません。特に本当に大事な人がお亡くなりになられた場合は健墓どころではないのではないでしょうか？
基本的にお墓は何時たてても構わないといわれていますので、そのような場合は100日や彼岸、お盆を想定されてもいいんではないかと思います。
ただなぜ四十九日に納骨しなくてはならないかという理由もあります。長い間納骨しないでいたら故人が現世に未練が残って成仏できない、などと言われるからです。
なのでお客様の今の現状にあわせてお考えになられるといいかもしれません。
墓地が用意してある場合。
墓地が用意してある場合は四十九日までの完成も可能です。その場合は石材店で気に入った形の展示墓を選んでもいいかもしれません。
展示墓は車で例えたら新古車のように思われがちなのですが、綺麗な展示墓は新規に作ったお墓よりもいい場合もあります。何よりも自分の目で確かめる事ができるのが利点です。
石の丁場によって多少の色の違いなどがある為、新規に作った場合は「展示墓と色が違うんじゃないの？」という場合もあることでしょう。
多くの石材店がありますが、四十九日までに間に合わせて新規でお墓を製作する場合はかなりの負担がかかります。
どんなに急いでも新しくお墓を作る場合は一ヶ月は必要です。しかし一ヶ月で新しいお墓を作れる会社はそうそう無いといっても過言ではありません。
それに石に白や黒の模様が浮き出てきてもなかなか修正する時間がないのでお墓には白や黒の丸い模様が出たままの納品になる場合があります。
お墓のある箇所に不具合が生じた場合は、そこの箇所だけを新しく作ればいいというものではないのです。石は同じでも丁場が違ったり山の上の部分や下の部分では色が違うんです。
なので最初から作り直さなくてはならない場合も出てきます。四十九日までに新規で作りたいという場合はそのようなリスクも無いとはいえません。
石種によっては原石を調達するのに三ヶ月くらいかかる事もあります。
墓地が無い場合。
菩提寺に墓地の余裕がある場合は四十九日までお墓を建てることは可能です。多くの寺院は指定業者が決められているからです。その石材店に言えばすぐに建ててくれます。しかし金額は???の場合もあります。
そ の他の場合は四十九日までに建てるとなるとお客様自身の行動力も必要になってきます。四十九日の法要の段取りや親戚や知人宅へのご挨拶や、市役所へ行って 遺産の手続きなどをこなしながらの作業になります。地元で信頼できる石材店がある場合は墓地も多数持っているので相談されるといいでしょ う。
どうしても余裕がない場合は四十九日の納骨を少し延期しても仕方が無いと思います。そういった場合は100日、彼岸、お盆、そして一周忌までにはお建てになられる場合がおおいですね。
寺 院墓地や民営墓地で指定業者が指定されている場合は、いいなりというかその石材店でしかお墓を建てられないので、設計や見積もりなど自由が利かない場合が 多いのも事実です。適正価格と大きくかけ離れた場合以外は仕方が無いかもしれません。それが条件なのですから。
不安のある方は見積り診断サービスに申し込んでいただければ、適正なのかどうか判断させていただきます。