納骨室の構造・・ドン付け工法 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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納骨室の工法は大きくわけて3つあります。


地上カロートの納骨室は
  • ドン付け工法(貼り合わせ)
  • 柱型工法(四隅に柱を建てる)
  • くり抜き工法(大きな石をくり抜く)

3つの工法があります。
くり抜き工法は大きく分けて、3つの工法があります。

ドン付け工法(貼り合わせ)


マウスで手書きで書いたので下手な絵なんですが、下の図を見てください。

お墓の価格を下げるにはこの工法でお墓を建てます。地上カロートのお墓は納骨室がいちばん多く石を使用する箇所だからです。

上の図は「切り込み」がありません。それに対して下の図は「切り込み」があります。

あなたがお墓を建てるとしたらどちらを選びますか?
誰がどう考えても下の図のように「切り込み」がある方が良いと思います。

当然ですよね。

これは設計図を見ただけでは分からないので、とくに注意する点です。
普通の人ならまず気が付かない箇所です。


ドン付け工法の利点と欠点


ドン付け工法の納骨室を後ろから撮影しました。


ドン付け工法の利点は
「お墓の価格が安くなる」
ことでしょう。

欠点は
「将来修理が必要になるかもしれない」
事です。


※ドン付け工法は安くお墓が建てられますが、将来はお墓の修理が必要になるかもしれません。


ただしボンド工法の場合は耐久性がかなり伸びますのでドン付け工法の場合絶対にセメント工法でお墓を建ててもらわない事です。

最近はお墓を建てる時にボンドを使用する事が多くなってきました。ボンド工法は雨の日には施工できません。
このボンドは凄くて一度石と石を接着したら、剥がすのが不可能になります。
ただそれはまだボンド工法が出てきてから10年くらいしか経っていないので、将来は万全です!とは言い切れません。何十年持つかは誰も分かりません。ですがかなりの接着力です。

普通の人が墓地へ行ってお墓を見た場合、
「お墓の大きさ」
「お墓の色」
「お墓のデザイン」
この3点しか目に入らない事だと思います。

「大きなお墓だなあ」とか「真っ赤なお墓ですね」とか「このデザインは良いですねえ」と思うだけでの場合が多いです。
しかし私の場合は「お墓の納骨室の後ろ」を見るのです。
いくら大きくて立派なお墓でも後ろにまわって見て
「なんだ、ドン付けか」
と思うのです。。

とは言っても日本全国ほとんど地上カロートはドン付けなのでそれを不満に思うのは富山の人だけかもしれません。
ボンド工法ならかなり耐久性があるので柱型工法よりも良いと思います。