↑↑ 大北石材さんのブログの記事の本文です。
こちらの記事には単に「中国の石材をお勧めしない理由」ばかりでなく、その他にも多くの事が書かれています。
私が特に気になった箇所ですが、
「いざ、交換という時、その石があるのかどうか?」という箇所です。
大北さんは20年前くらいに韓国の石を使用して建てられたお墓の修理を頼まれたのですが、同じ石が無くて探しまわってやっと見つけて、修理は出来たのだが結果的には高くついた事、別の韓国の石で作ったお墓の修理で、新しい石では色が合わないのから中国の石を使用した事を書いていらっしゃいます。
私が勤務していた石材店では、今は使わなくなった国産石や韓国の石をメンテナンス用にストックしていました。
地方都市で保管場所もあるならば石材店も石をストック出来るのですが、都会の場合はどうでしょうか?
保管は無理だと思われます。もっと突き詰めて考えてみると、「激安」を売り物にしている石材店は中国の石を保管してると思いますか?
かなりの確率で「保管はしていない」という答えが返ってくると思われます。
そうなると修理が必要となる数十年後に中国の石を手に入れる事が出来るでしょうか。
いま1元が12円くらいですが、20年後には70円くらいになるのでは?と予想する経済評論家もいます。単純に考えると中国の石の価格は今の5倍にもなってしまうのです。
紀山や万成よりG623の方が高くなってしまいます。
今の何倍もの価格になってしまった中国の石を好き好んで買う人はいなくなります。
大北さんもブログの記事の最後に
「でも、中国の石材採掘、と言う部分。
石が安い」というメリットがなくなりつつある現在、
積極的に中国産の石材を利用する”意味”がなくなりつつあるように思います。」
と書かれています。
コメントもいい内容ですよ。
この記事には11のコメントが書かれています。(大北さんの返信も含めて)
お墓の記事にしてはかなりコメントが多いです。コメントしているのは石材店さんと霊園業者さんですが、皆さんのコメントが素晴らしいのです。
中国材に関して石材店はどのように対処しているのか、どのように思っているのかが良く理解出来ることでしょう。
コメント10の大橋石材さんの意見を読むとその事が良くわかります。
この記事はとても良いですし、寄せられたコメントがさらに記事を良くしています。必読です。