詳細な見積書について | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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詳細な見積書なんですが、いったいどこまで求められるのでしょうか。


いぜん巻石のL字金具までも指定されてネジの一本まで見積書を書いた事がありますが、ここまで求められる場合はないですよね。
それは細かいというより神経質と言って良いほどでしたが、とても苦労しました。


多くの石材店の見積書は「お墓本体価格」、「外柵や巻石」、「貼石」、「灯籠や小物置きなどの付属品」、「基礎工事」、「古墓解体処分費」、「諸経費」、という項目ではないでしょうか。
関東の民営墓地の指定業者さんは「お墓」、「カロート」、という2つの項目しかなくてビックリしましたが。この見積書でよく納得してもらえるもんだと思いました。
お客様が詳細な見積もりを求められるのは、「お墓本体価格」と「基礎工事」です。

お墓本体の詳細見積書を書くときは・・・


お墓本体価格=(原石の才単価×石の量)+お墓の加工代(人件費含む)+文字彫刻代+輸送量+施工代(人件費含む)+重機損料+機械損料+諸経費
もう少し突っ込むと、
お墓の加工代は蓮華などの複雑な加工料の上乗せ価格などもあって、極端な事をいえば蓮華があるかないかによって加工代が違ってきます。

ここ重要なのですが、
ほとんどの石材店は蓮華の加工料は別途請求していません。価格を抑える為に請求していないのが実情です。(地域によります)
詳細な見積書を書くとなれば、蓮華などの複雑な加工料金を見積書に記入しなくてはならなくなります。
場合によっては加工料ではなくて、人件費として計上する場合もあります。
いままでサービスとして提供してきた部分を見積書に書くという事になります。ということは価格が高くなります。


基礎工事の詳細見積書を書くときは・・・


基礎工事=重機損料+ダンプ搬入代+鉄筋などの部品+砕石+型枠損料+人件費+生コン代+諸経費
もう少し突っ込むと、
生コン車の小型料金は5000円の上乗せ料金がプラントから請求されます。
この料金も書かなくてはなりません。
型枠は組むと当然外さなくてはなりませんが、ほとんどの場合は型枠を外す料金は請求していない場合が多いです。近くの基礎工事の現場に入る時に、そのついでに型枠を外す場合がおおいから請求してはいませんでした。
これも書かなくてはなりません、人件費に追加です。
型枠損料も通常は三回で型枠代が出るような価格設定をします。

基礎工事の明細はこのような事を記入しますが関東の民営墓地の指定業者の見積書には基礎工事の項目がなくてビックリしたというのは理解できると思います。
お墓の場所が悪く、足場板が必要であったりポンプ車が必要であった場合は別途料金として見積書に記入します。


詳細な見積書の提出を要求される人は、他にも石材店をまわって競合しているので、見積書を見比べて判断しようと思われてるとおもいますが、石材店もいろんな工夫をしていることでしょう。
お墓本体を安めに設定して施工代を高めにしたり、基礎工事費を高くしたり安めに設定したり、ライバル店のクセを知ってるので同じような見積書にはなりません。


それには理由があって、「石材店は見積書だけで判断して欲しくは無い!」と思っているからです。
皆さんが同じように見える石材店ですが、石材店ごとにいろんな特徴があります。それは本体の加工であったり、舞台や巻石設置の技法であったり、いろんなアピールポイントを持っているので、それを直接話しをして判断して欲しいと思っているのです。
詳細な見積書の提出を求める人の多くは石材店の話も聞かないのです。これでは石材店はたまったもんじゃありません。
数字だけで判断出来ない部分がお墓にはたくさんあるのですが、それを説明する機会さえも与えられないというのはとても納得はいかないのです。
そのためにお客さんからもう一度連絡があるように見積書も工夫して作成しているのですよ。

数字だけで判断するのはとても危険です。(そうでない場合もありますが)見積書と説明を聞いてから判断しても遅くないので、石材店の説明は聞いたほうがいいと思います。