多くの見積書を見せてもらって | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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多くの見積書を見せてもらって・・・


ブログ開設してから無料相談を多く受けていますが、石材店の設計図は寸法の記述が無い箇所がたくさんありますし、見積書そのものがけっこういい加減だと判断しなくてはならない場合がけっこうありました。


「これでよく消費者が納得するもんだ」と思いました。
驚くのはその地域においては誰もが知ってるような石材店に限って見積書がいい加減なんです。
お墓の紹介相談サイトには良い石材店の条件として「見積書が細部まで書き込まれている」と記述してありますが、私が相談を受けた数十件もの石材店からの見積書には、

細部まで書いてある見積書は一つもありませんでした。


これが現状です。
設計図の中には「才数計算」ができないように、「寸法が全部入っていない」のと「背面からの設計図が無い」という場合が多く、私は相談者の方に毎回同じ事を聞いています。
  • 「寸法が入っていないところがたくさんあるので寸法を入れてください」
  • 「設計図は正面、真横、真後の図面を見せてください」
  • 「加工は中国ですか?」
この3点はいつも聞いています。

石材店の誠意はどこで判断すればいいのでしょうか?


いくら笑顔で熱心にお客様に説明しても、設計図には寸法が入っていない、見積書に基礎工事の項目すら書いていないというのは、ちょっと考えものです。
一般消費者はそれが当たり前だと思っているので不思議にも何にも思われないのですが、私が見ると「これではお客さんに誠意をもって接してるとは言えない」と判断するしかありません。
  • 寸法が入っていないのは才数計算して使用してる石の量がバレる
  • 設計図が万全でない事により才数計算ができなくて石の使用量が不明
  • 中国加工を確認するのは表面に薬品を塗っているのかどうか
相手が素人だと思って設計図に寸法は入れないし、設計図そのものが万全ではないっていうのは、どう考えても

消費者をバカにしてると判断されても仕方ない


このように捉えられてしまいます。
そして寸法の記述と設計図を要求したら、ちゃんとくれるんです。
「なぜ最初からくれないのですか?」と問いたいですね。
それも民営墓地で指定石材店制度により全く競合相手もいないのに・・・

同じ石材店でも担当の営業マンによって全くお客様の満足度が違います。
特に民営墓地で指定石材店制度がある場合に、「どうせ私たちは逃げることが出来ないのだからと、担当者がいい加減に応対するんです」という声がかなりあるんですよ。これじゃますます関東の民営墓地の印象が悪くなります。
それで担当者を変えてもらい、前の担当者とは違って誠実に対応してもらったという例もいくつかあります。
石材店の方には今一度初心に戻って「お客様に良いお墓を建ててもらいたい」という気持ちで接していただきたいですね。


詳細な明細書を提出すればそれで良い石材店と判断すればいいのですか?と聞かれれば、答えは「イエスでもあり、ノーでもある」と。
詳細な明細書を提出しろと要求される場合のお客様の考えは「価格を下げる」という目的なので、石材店は価格が下がるような知恵を出すからです。
それはお客さんにとって良い場合もあれば悪い場合もあります。
実際に私が詳細な見積書を作成する為に鉄筋一本の値段や重機や機械損料、人件費などを細く拾い上げて書いたら、かなり高くなりました。
これじゃいかんと思い、価格を下げるのに設計図さえも書きなおして見積書を作り直しました。
最後は帳尻合わせです。
これは何も石材業界ばかりではなく。他の業界もすべて同じだと言っていいです。
次の機会にそれを書きます。