中国の石材をお勧めしない理由。 | 但馬、豊岡のお墓のプロ、おおきた石材店です。

中国の石材をお勧めしない理由。

但馬、豊岡のお墓のプロ、おおきた石材店です。
雪、どんどん降ってます。
積もるのでしょうか?
明日、大阪に行こうと思ってるんですが。。。
心配だな。。。


私は中国の石材を勧めていません。

誤解されると困るのですが、中国産の石のお墓を一切建てない、
わけではないです。

金額の点でどうしても無理な場合は中国産の石を使わせてもらいます。

どういうことかというと「お勧めの石は?」と問われれば
「中国産の石以外をお勧めします」と言う意味です。

その理由。

① お墓は耐用年数が長くメンテナンスも必要。

家、車、その次くらいに来る高額商品です。
しかも耐用年数はその中でも一番ではないか、と思います。
当然、メンテナンスと言うものもついてきます。

具合が悪くなったので上の石だけ交換、と言う話は良くあります。

いざ、交換という時、その石があるのかどうか?

最近の私が経験したことです。

今から20年くらい前、韓国の石が多く使われていました。
理由は安いから。
当時は日本の石ばかりの中で韓国の石が安いのでたくさん使われました。
陰城、テイ銭、黄登などが良く使われていました。
私の父も韓国の石をよく使っていました。
その石が具合が悪くなって交換、となったのですが、石がない!!
ずい分探して、結局あったのですが、返って高く付きました。

また、別の例で

それとは違う韓国の石ですが、ずい分色が変わっていて、
今の新しい石では色が合わない。
と言うことで比較的近い色目の中国の石を代用しました。
そのお墓は上と下では国の違う石を使っている、と言う状態。
当然、お客様には相談しましたが、かまわない、と言う返事。
今も建っていますが、上と下の石は違いは分かりにくいと思います。

これは、運よく石が見つかったのですが、石がもうどこにもない、と言うことも
想定できます。

日本の石なら、探せばどこかに石はあると思います。
メンテナンスに必要な程度の量ならば。

でも、中国の今使っている石、20年後、30年後にはたして、わずかでも石があるんでしょうか?
きわめて疑問です。


② 中国と言う国がどうやら、石材採掘に興味を失いつつあるように思います。

中国と言う国は今は共産主義の国ですが、元々華僑の国です。
「商人」の元々の語源は中国の昔の国「商」の国の人というのが語源です。
つまり商人の国なのです。
よく言えば、利に聡い。
石材採掘という危険で汚く、儲けも薄い商売よりももっといい商売に興味が移りつつあるようにおもいます。
(これは私の個人的意見です)


これ以外にも細かい理由と言えるものもあるのですが、

中国での石材加工は依然として、多くのメリットがあると思います。

ある部分では日本の加工レベルを超えているとさえ思える高い加工技術があります。
中国の石材加工はいくつかの問題さえクリアできれば、まだまだお願いしなくてはならない、とおもいます。

でも、中国の石材採掘、と言う部分。
「石が安い」というメリットがなくなりつつある現在、
積極的に中国産の石材を利用する”意味”がなくなりつつあるように思います。

皆さんの御意見をお聞きしたいと思います。





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