石材店の見積書の提出が遅いのはなぜか?
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「見積書の提出が遅い」というキーワードです。たった9文字の言葉ですが、とても深い意味を持っています。
見積書は先に出したほうが負け
- 競合している。
- 先に見積書を出すとライバル店に探られる。
- お客さんによっては、もらった見積書をライバル店に見せてあらかさまな値引き交渉をする。
寺院墓地や民営墓地以外の公営墓地や村落墓地でお墓を建てる場合は「指定石材店制度」が無いので、自由に石材店を選ぶことができます。とらわれる事が何も無いので、いくつもの石材店を回って見学する事ができるので寺院墓地や民営墓地でお墓を建てるより満足できるお墓を建てる事ができるでしょう。
しかしならがお墓というものは昔から「オープン価格」なわけですから、各石材店によって価格が違ってくるのは当たり前なわけです。
- 見積価格からほとんど値引きしない石材店
- 見積価格から数十万円も引いてくれる石材店
- 一番最後にならないと見積もりを出さない石材店
だいたい石材店はこの3つのうちのどれかに当てはまります。
皆さんはどちらの石材店でお墓を建てたいですか?
見積価格からほとんど値引きしない石材店
良心的か価格が高いかのどちらかです。残念ながら消費者には判断がつきません。
特に大きなお墓の場合は「見積もりが安い」といって直ぐに飛びつかない方が懸命です。最初から「お墓なんて安ければそれでいい」と考えてる消費者は別ですが。
竿石1.2尺、笠石4尺のお墓でドン付け(貼り合わせ納骨室)の才数と
竿石1.1尺、笠石3.8尺のお墓でくり抜きの納骨室のお墓では、
大きさは前者は一回り大きいのですが、才数は後者のほうが大きくなります。後者のほうが「お墓の構造がしっかりしてる」のです。
大きいお墓が価格が高いという意識は捨てて、構造を確認しましょう。
さらに使用する石でも大きく価格は違ってきます。
見積価格から数十万円も引いてくれる石材店
まあ、こういう石材店は皆さんはどう思われますか?
たくさん値引きしてくれたから良い石材店ですか?
値引き交渉をした時に数十万円も引いてくれる石材店は少なくとも
値引きされた価格を想定して、そこに数十万円を上乗せしていると考えたほうがいいでしょう。
ただたくさん引いてくれたと喜んでる消費者が多いのも事実です。
デパートの赤札で最初の価格に赤線を引いていかにも安く見せてるが、実は上乗せ価格から引いてさほど変わらない価格で客をつってるのと、やってる事は同じでしょうね。
時々こういう上乗せ価格をそのまま値引き交渉もしないで契約してくれるお客様もいらっしゃるようです。
それは見積価格を見ても高いか安いかの判断ができないからです。
一番最後にならないと見積もりを出さない石材店
この検索キーワードで検索された方はイライラしていらしたんでしょう。こういう石材店はのらりくらりと、なかなか金額を提示しません。
「その石は現在切らしておりまして手配中ですので、しばらくお待ちください」とか
「複雑な加工なので、工場の責任者に確認してからお答えします」など
いろんな言い訳をしてライバル店の見積書が提出された頃を見計らって最後に見積書をもってきます。
一部空白です。笑
さらには「○○石材店はどのくらいの見積もりを持ってきましたか?」などとお客さんに聞く始末。はあ~。
私は先に見積書を提出しておりましたので、このような狸親父的営業は大嫌いでした。
最後に見積書を出す石材店はいろんな策略を考えていると言っていいと思います。こういう石材店には気をつけたほうがいいでしょう。