中国御影石値段が上がるのか | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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中国材は値上げされるのか?


現在お墓の加工はほとんど中国の福建省厦門というところでやっています。お墓は厦門で加工されて日本の港に輸入されます。

お墓の価格は現在は値上がりはしていませんが、中国での「加工料」は値上っています。価格が上がらないのは石材店が価格を据え置きにしているだけです。

オリンピッックを開催すると生活水準が上がる。



日本では1964年に「東京オリンピッック」が、

韓国では1988年に「ソウルオリンピック」が行われ、両国ともオリンピック後には生活水準があがり物価もあがりました。とうぜんながら人件費もあがりました。

石の価格を大きく左右するのは「人件費」と「輸送費」なのです。石の絶対量を表すには「才」という単位を使いますが、「才単価」などたかがしれています。極端な言い方をすれば原石の「才単価」などちょっとしか変わりません。もちろん国産材と中国材が同じって事はありませんが。

原石の才単価よりも、人件費や輸送費のほうが価格を左右するのです。中国は北京オリンピックに上海万博を開催していますので生活水準が上がってきています。

ということは、、、、、、、価格が上がらないと考えるほうがおかしいのではないでしょうか。

加工料が高くなってるのは事実なので、製品価格が上がってないのは石材店が我慢してるという事を理解されたほうがいいでしょう。

お墓の価格は今が底値だと思います。



いまの200万円と昭和50年代後半の200万円のお墓の価格で建てられたお墓を見比べてみてください。

いまの200万円のお墓のほうが圧倒的に立派なことに気が付かれることでしょう。

国内で加工していたお墓が中国で加工できるようになったからです。

その中国との貨幣価値が今後どんどん縮まってくるのです。なのでお墓は今が底値と言っていいと思います。そう言って生前墓を建てろと脅迫する気はありませんが、今後の価格の高騰を考えて、墓地を持ってる人は何時でも建てられるように大まかなお墓のデザインや価格について準備しておいたほうがいいかもしれません。

中国の石を日本の職人が加工したら?



原石の才単価などさほど変わらないといったのは、G603、G623、G614、あたりの福建省の白御影石のことであって、国産の大島や小松石などとは違います。

その中国の白御影石を日本に原石でもってきて、日本の職人に加工させたら「安くなる」のでしょうか?

答えは「ノー!」です。

いくら安い石をもってきても日本の職人に加工させたら、価格はさほど変わりません。それほど人件費というものは考えてる以上にかかるわけです。

質問します。

「中国で加工された真壁石のお墓」と「日本の職人が加工したG623のお墓」ではどちらが高いのでしょうか?

もちろん「総銀杏仕上げ」や「唐戸浮き彫り」、「蓮華加工」などさまざまなオプションがあって正確には答えを出せませんが、価格はさほど変わらないと思います。加工が複雑になればなるほど中国で加工したお墓のほうが安くなるハズです。

どちらを選びますか?