墓石種 金額 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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墓石種 金額



お墓の価格を検索される方はやはり多いですね。というか私が消費者だったろ同じように思うことでしょう。
家を建てようと思ったり、大きな買い物をしようと思ったら金額が気になるのは当たり前です。お墓の価格がなぜ正確に出せないのかは、何回か記事にしましたがもう一度振り返ってみます。


お墓の石の価格について


今回は「石の価格」について考えてみます。「お墓の石種の価格」「石の才単価」など具体的な検索項目で訪問してくださる方がいらっしゃいますね。そのような方は石材店と交渉してる最中の方であると考えられます。

石材店と商談してるのになぜ私のブログを読まれるのでしょうか?


インターネットで「お墓」を検索して調べようという方はいろんな情報を仕入れようと考えていらっしゃいます。現実にいくつもの石材店を回られています。
どうして石材店をいくつも回っても「お墓にたいする疑問」が解決できないのでしょうか?

こちらの記事を御覧ください。
お墓の相談・価
格の違い S様(その1)


このS様の相談が全てを物語っていると思いませんか?

石材店をまわればまわるほど訳がわからなくなります。


S様はお墓を建てようと思って3つの石材店をまわられたのですが、その価格の差に驚かれました。
それぞれ「110万円」、「170万円」、「220万円」とその価格の差に驚かれたのです。

結局S様は私のアドバイス通りに石材店に行って「石の等級」があるということを聞き出されました。これは消費者側から
問いたださないと聞けなかった事でした。
ハッキリとした価格差は分かりませんでしたが、同じ石でも「高い石」と「安い石」がある事に気が付かれ、「安い石」は色が落ちる(お墓の外観が落ちる)という事を理解されたわけです。


同じ石でも等級が違えば価格が違うので答えを出せません。


価格が安い墓は安い石を使ってると思います。そういうお墓を扱ってる店の営業マンが「実はこの石は等級が低くて安いので
す、良い等級の石はこの石より価格は高いですが綺麗です」と言うでしょうか?
言わないでしょうねえ。
その逆はあります。
「うちは○○石材の石より良い石を使ってるから間違いないですよ、外観もずっと綺麗です」という場合はあります。
しかしながら消費者はどれだけの外観の違いがあるのか分かりません、ましてや価格が数十万円単位で安くなれば外観よりも重要視されるのは「お墓の価格」でしょう。


建ててしまってから「あれ?おかしいな」と思うのです。

お墓はほとんど中国で作っています。


不思議なことに私に相談される方はお墓は中国で作っていますと言うと「そうなんですか?」とやや驚かれるのですが、実
際に記事には何回も書いております。
それだけ、いろんな事を調べているうちに忘れてしまうのです。
なので何回も書かなくてはなりませんね。


「お墓はほとんど中国で作っています」



大島でさえも中国に輸出して加工し逆輸入しているのです。
検索された方は「お墓の石によっての価格差」を知りたいと思われたでしょうが、石の価格がわかったところでお墓の価格は正確にはでません。
原石でいくらかの差があったとしても、加工してお墓を作ると加工費やなんやらで、ほとんど価格の差が出なくなります。さ
すがにG603と国産石であれば価格も大きく違いますが、G603、G623、G614、あたりの石では価格差など出るわけがありませ
ん。
価格差が出るのは「加工技術」と「加工の種類」です。仕上げが綺麗であったり、総銀杏仕上げなどが施されているかどうかなどで価格が違うのです。

単純に「石の種類の価格差」でお墓の値段が決まるわけではなくて(もちろん石の違いでの価格差も考慮します)、加工技術、加工の種類、輸送方法などいろんな項目を含めて考えないと、お墓の価格(仕入れ値)は分かりません。

石材店の価格差


石材店での価格差があります、もっと分かりやすい言葉で言うと、「良心的」か「悪質」かということです。
「悪質」とは言わないでも、「○○石材店は高いらしいよ」という噂ぐらいは聞いたことはありませんか?

実際に石材店ごとの価格差はあります。ただ消費者は、それが高いかどうか判断できないだけです。

石材店によって言ってる事が違うのはなぜ?


「なるべく手の内を明かしたくない」と思うのが普通じゃないでしょうか?
正にそれなんです。
こちらが一生懸命に説明して何回も応対したお客様が「価格が安い」という」だけで簡単にライバル店に横取りされることも少なからずあります。

正直な営業をして、石の才単価から仕入れ値などを詳細に表した見積書を提出したとします。これをもらったお客様は安いのか高いのか分からないので
別の石材店にそれとなしに聞いてみるのです。時には見積書そのものをライバル店に見せてしまうお客様もいらっしゃいます。


これでは事細かく説明するわけにもいきませんよね。

輸入石には等級表記がありません。


詳細な見積書を提出できるのは「安いお墓」を売ってる石材店だけです。良い石を使ってもお客さんは同じ石だと思っています、なぜなら石の名前は同じだからです。
「大島特級」「大島一級」「大島二級」と書いてあれば消費者にも分かりますが、インドの石のように「アーバングレー」「銀河」「ニューインペリアルレッド」などは「一級」とか「二級」とか「細目」や「中目」などの表記がないので判断ができません。
それでは中国はどうでしょうか?
中国石材ではG○○○と名前が付きます。そのG英語の ”Granite” の訳になります。G603 G614 G623 G634 G654 G663 など。
G614など吸水率が高く水はけが悪いので敬遠したくなる石なのですが、そのG614でさえも等級の良いものは若干水はけが良いというのです。

またライバル店に比較されては困るので勝手に「日本の名」をつけて読んでる石材店もあります。

単純に「石の種類でどのくらいの価格の差があるんでしょうか?」と聞かれた場合に、ここまでを考えなくてはならないのです。

石の値段は?と聞かれて私が言えること。



仮に原石の価格を出したとします。
  • 等級の良い石ですか?
  • それには輸送代が含まれていますか、含まれていませんか?
  • どのような加工をしますか?
  • どのような研磨をしますか?

とても答えは出せないですよねえ。

石材店が才単価あたりの価格を設定する場合ほとんどが、原石、加工代、施工代、などを含めた価格なのです。
最近は詳細な見積書の提出が求められているのですが、正直なところ最初からそれを提出してくれるとは思えないですね。
数回の商談の後であれば可能かと思いますが、最初から出せるのは「激安」を売り物にしてる石材店だけです。
なぜならライバル店は激安店の見積書を下回るハズがないからです。

お墓の石種の値段は?と聞かれても答えられないのは今日の記事を読んでいただければ理解できると思います。