墓石にさらしを巻く理由 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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お墓にサラシが巻いてあるのを見たことがありませんか?


新しく建てられたお墓にサラシが巻いてあるのを見たことはありませんか?
私は墓地の横を通りがかったら必ず眺めるのですが、時々お墓の竿石にサラシが巻いてあるのを見ます。

石繁小川石材スタッフブログ
こちらの石材店さんのブログにはサラシを巻いて開眼供養をしてる様子を撮影した写真がたくさん載せてあります。

いくつもの開眼供養の写真があるので、これからお墓を建てられる方はご覧になってみてください。

新しく建てたお墓にサラシを巻くのはなぜ?

石には魂が宿ると言われています。
新しく建てられたお墓は開眼供養が済んでいなければ、お墓の形をした「石」です。
開眼供養をし、魂入れをしてもらってはじめて「お墓」になります。

通常お墓は 開眼供養が行われる最低でも一週間前に建てます。(四十九日法要の場合は数日前という事もあります)
その時に邪霊がお墓に入らないように白いサラシを巻いてガードするというのが理由です。(注:私のブログでは難しい仏教用語は使わずに消費者の方が読まれて分かりやすいように簡素化して書いています)

お墓は「石」以外にも、金属や陶器などで作られた事があります。しかしながら「石」以外のお墓はどれも普及はしませんでしたし、今後も普及するとは思えません。
なぜなら魂が宿るのは「石」だと言われているからです。

日蓮宗 浄蓮寺HPから
お墓は石造り:ご先祖方と心の中で素直に会話する場がお墓で、「家族のきずな」の始まりです。日本人は神 代の時代から「石」に魂が宿ると考えてきました。
「黄泉(よみ)の国」とこの世の境界と言われる千引岩(ちびきいわ)が墓石のはじまりで道祖神や村のはずれのお地蔵様に繋がっております。
いずれも知らない世界と日常の世界とを隔てる石という意味です。
棺桶の釘を打つ丸い石の習慣が今でも名残として残ってます。
よいお墓とは:お墓には「家族のきずなを確認しあう場所」という役割があります。
かつてはどこの家でも、子供に仏壇に仏飯とお茶(お水)を供えさせました。そうやって物心も付かない幼い頃から、ご先祖様との「魂の会話」の訓練をしてきました。お墓参りも同様でいつでも行ける 近くの場所が大切で、大きさとか立派さとかに関わりないものです。

サラシを巻くのは誰ですか?

自分で巻ける方は自分で巻いてもいいのですが、石材店に頼んでもかまいません。
職人がお墓を建て終わって帰る時に巻いてもらえばいいでしょう。
とくに施主が高齢者であった場合はサラシを巻く事はできないと思うので石材店の人に巻いてもらってください。

サラシも巻く地域と巻かない地域があります。

サラシを外すのは誰ですか?

開眼供養が行われる日のお経があがる前にサラシを外します。
石材店に言えば外してくれますが、お墓は施主様のものなので、なるべくなら自分で外されたほうがいいでしょう。
もちらおん高齢者は無理なので、親戚や家族、居なければ石材店の人に外してもらってください。

外したサラシはどうすればいいのでしょうか?

開眼供養のお供え物と一緒に住職さんにさし上げてください。
長いので二人で巻いてたたんでから住職さんに渡すようにしてください。


サラシが雨に濡れて少々汚れたとしても住職さんは嫌がらずに持っていかれますので、失礼じゃないかという心配はありません。
四十九日法要であれば、骨瓶の入っていた袋と木製の位牌は燃やして処分してください。
出来なければ葬儀社に言えば喜んで持っていってくれます。