週刊エコノミスト9/20特大号の特集、葬式と墓から
5つ目は葬儀の払い戻しなどについて書かれています。大切な家族が亡くなって気が動転してるときに調べもせずに葬儀社と契約したら思ったより高額請求が来たとか、納得できる葬儀ではなかったとのクレームでしょうか?
喪主になってもあわてない知っておくべき基礎知識
葬式をめぐる6つの悩み
いざ肉親が亡くなってから葬式までの時間はわずか。葬儀社選びから葬儀費用まで6つの悩みをまとめた。
吉川美津子(葬儀コンサルタント)
Q5 葬儀後に払い戻し請求は?
A5 サービスの対価で難しい
葬儀社に支払う費用は、祭壇や棺などに対するモノの対価ではなく、
①遺体の扱い
②病院へのお迎え
③納棺
④通夜
⑤葬儀・告別式進行
など、一連のサービスに対する対価である。そのため実際に返金を要求するのは難しい。
単に「スタッフが気に入らなかった」や「料理が美味しくなかった」といった主観的な意見での払い戻しは、まず不可能と考えたほうがいい。
葬儀後に払い戻しを求める人は、一連の葬儀の流れにおいて何かしらの疑問を持つ人が多い。そのため、葬儀の相談時に疑問点を整理し、事前に解決しておくことが必要だ。「料理のランクが違う」「祭壇に飾られる生花のボリュームが極端に少ない」など客観的に見て最初の打ち合わせ段階と違う場合は値引きに応じるケースもあろう。
最後の一行など、あきらかに「悪徳葬儀社」という感じですね。こういうトラブルは偶然起きたのではなく「確信犯」です。
このような葬儀社でしか葬儀を行うことが出来ない地域の人は真に不幸です。
それと吉川さんも言ってますが、葬儀が終わって支払ったあとにクレームを付けるのではなく、最初の準備段階で良く打ち合わせをしておく必要があります。
終わってからクレームをつけるというのは、その地域独特の風習である場合もあります。ただ絶対数は少ないですが。
例えば、富山県内でもある地域は決めるまでにはかなり値引きを要求されますが、お墓が完成したらお金は支払ってくれます。
しかし、ある地域は契約は割りとスムーズに行くのですが、お墓を建てて集金に行った時に値引きを要求される事があります。
このような地域性の問題もあります。
幸い田舎では噂は直ぐに広まるので、意図的に料理の質を落としたり、祭壇の生花をケチったりする葬儀社はほとんどいません。ほとんどと記述したのは私が全て調べたわけではないからです。
葬儀社もプロなわけですから、契約が終わったらきちんと仕事はしてくれます。