お墓を激安に出来る理由・・石 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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どうして激安を売り物にできる石材店があるのかを考えてみましょう。いろんな要因があると思いますが、先ずは使用する石に関して考えてみます。


激安墓石は国産?中国産?


激安を全面に出してる石材店のホームページをみると、だいたい次のように書いてあります。

国産の石は品質が良くて海外の石は品質が落ちると言われますが、科学的な根拠はありません。国産の石だけが良いと言う事はありませんし、外国産でも良質な石はたくさんあります。石は地球の同じ鉱物資源であり産地での比較はナンセンスです。国産の石はブランド化しているのでこういう評価がされるのです。

一方、長く営業している石材店はこのように書いています。

日本には春夏秋冬という「四季」があります。気候や気温、湿度に大きな高低差があります。この気候の変化は石に対しての耐久性や耐熱性などに考えている以上に影響を及ぼします。風土に馴染まない石材の場合は黄ばみ・割れなど様々な劣化の原因につながります。国産石はその気候に耐え、色や外観に深みを増したり、100年以上も前から採石されている丁場の石が現在でも使われています。

さてどちらの言ってる事が正解なのでしょうか?

どちらが正解かというと後者のほうが正解と言っていいでしょう。現在墓石として使われる石は国産、中国産、インド産がほとんどですがこの三つの地域の石の性質がぜんぜん違うのです。

4500万年前にインド亜大陸が北上を続け、ユーラシア大陸に衝突し、ヒマラヤ山脈を形成と地球史に記されています。同じ大陸なのに中国の石とインドの石はどうしてこんなに石の性質が違うのかという事も理解できます。中国大陸が一番古いので石も土の中で風化しつつあるというような事を言ってた学者もいたようです。


簡単に特徴を述べますと
  • 中国材・・経年とともに色落ちします。(その色落ちはとても早い)石は柔らかい。全体的に吸収率は高い。

  • インド材・・石は硬くて吸水率は低いです。色落ちを確認できるほど輸入されて年数が経過していません。

  • 国産材・・硬さと吸水率は中国材とインド剤の間くらいですが経年とともに何とも言えない味がでます。



「輸入材(中国材の事でしょう)と国産材の品質は変わりありません」と言ってるのは激安を全面に出してる石材店が消費者を安心させる為に言ってるとしか思えないのです。もし本当にそう思ってるならタダの無知です。

激安墓石の多くは輸入材、主流は中国材



確かに国産でも外柵にしか使われない安い石はありますが、本碑に使うことはありません。石は安くても日本人に加工させれば人件費がかさんで価格は高くなります。

激安を売り物にしてる石材店の多くは輸入材でその多くは中国材と言っていいと思います。



激安を売りにしてる石材店は、中国材と国産材はほとんど差がなく石には等級など無いとHPなどに書き込みしてあるのを良くみます。等級と言っていいのかわかりませんが、同じ石でも色が濃くて目が細かい石は色が薄くて目がやや粗い石は安いのです。

激安商品が最高の材質を使っているとは考えにくいです。

消費者が石材店を回ると、いろんな石材店を回ることになります。国産を主にしてる石材店や支店をいくつも持ってる石材店、激安の石材店、それぞれ方向性が違う石材店をまわるのです。

これが消費者が石材店をいくつも回っても何が何だか分からなく理由だと思います。

激安の墓石は同じ石でもおそらくランクの低い石で、販売してる石材店はその事は言わずに輸入材も国産材も品質に変わりはないと言ってるのではないでしょうか。


安い石を高く売ってるのはいくらでも聞いた事がありますが、品質の良い石を安く売ってるとは聞いた事がありません。
それと石ではもう一つ安くなる理由があるんですが、それは次の記事に書きます。